車の洗車と聞くとボディや車内の洗車をイメージすると思いますが、それ以外にも洗車できるところがあることをご存知でしょうか?
意外と見落としがちの部分が
・エンジンルーム
・タイヤ
・ホイール
といったところではないでしょうか?
しかし、この部分の洗車は注意しなければいけないこともたくさんありますので詳しくご紹介します。
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車のエンジンルームも洗浄できる
まず、ボンネットを開けたエンジンルーム内についてですが、実はそのまま洗浄することができます。
エンジンルームを洗浄することにより、エンジンオイルの漏れやエンジンの不具合を発見しやすくなるというメリットがあります。
また、車の外観だけではなく、内部も綺麗にすることにより、一層車への愛着が湧き、大切にすることで愛車の寿命を伸ばすことができるメリットもあるでしょう。
エンジンルームの洗車時期は3ヶ月に1回のペースで洗車することをおすすめします。
エンジンルームの洗浄時に気を付けるポイント
エンジンルームは基本的に水がかかっても大丈夫なように設計されています。
そのため、雨の日の走行でボンネットやボディの隙間やグリルからエンジンルーム内へ水が入ってくることもありますが、許容範囲となりますので心配の必要はありません。
ただし、エンジンルームは様々な部品がついているため、洗浄の際は、次のポイントに注意してください。
・洗浄前に電装類はしっかり保護する
・水気はなるべく残さない
以下で詳しくご紹介しますね。
電装類はしっかり保護する
まず、車の主要部分であるエンジンルーム内は様々な部品が詰め込まれており、特にその中で精密な電気系統も無数に存在します。
その部分にピンポイントで水がかかるとさすがにショートや故障の原因となります。また、エアクリーナーも基本的には水が入らないような仕組みであるものの、水量によっては内部に水が侵入してしまう可能性があります。
そのため、水をかける前に、
・ヒューズボックス
・バッテリー端子
・エアクリーナー
・ECU
に養生をし、保護するようにしましょう。
水気はなるべく残さない
エンジンルーム内の部品は鉄でできている部品もあるため、洗浄後は十分に水気を飛ばさないと後にサビてくる心配があります。
そのため、できれば洗浄後はエアーガンで全体的に水気を飛ばし、しばらくボンネットを開け、エンジンをかけてアイドリング状態のまま乾燥させることをおすすめします。
エンジンルームの洗車方法
では、エンジンルームの洗浄方法をご紹介します。
まず、エンジンルーム内の汚れがさほどひどくない場合は、エンジンルーム専用のウエスを用いて埃や油分を拭き取ってしまいます。
この時油分がしつこい時は専用の洗剤を使って洗い流し、必要に応じて水で洗い落とし、最後に仕上げ用のワックスで磨き上げることで新品同様のエンジンルームのようにすることができるでしょう。
エンジンルームの洗浄をする時は、走行後は熱がこもっているため、火傷の恐れがあります。そのため、洗浄する前は各部が十分に冷えているかどうか確認するようにしましょう。
また、エンジンが回転し、ドライブベルトやラジエーターファンが止まりきらない状態でエンジンルーム内に手を突っ込んでしまうと大変危険です。
そのため、エンジンを切ってからも各部がしっかり止まっているか目視で確認するようにしましょう。
足周りの洗車方法
続いては車の足回りの洗車についてご紹介します。
車の足回りは、主にタイヤやホイール部分を示します。
車の足回りを洗浄するにも気をつけるポイントが存在し、まずはタイヤやホイールを傷つけないよう、まずは砂や泥の汚れなどを水と洗剤でよく落としましょう。
この時はスポンジなどの柔らかいものでこするといいでしょう。
また、クリーナーを使って洗浄する時はブレーキ部分につかないようにしましょう。もしブレーキ部分についてしまうと走行中にブレーキが効かなくなる恐れがあります。
タイヤの洗車方法
タイヤは、まず汚れをスポンジなどの柔らかいものを使い、水やカーシャンプーで十分に落とします。
表面の汚れを落とすことができれば、次にタイヤクリーナーを使い、さらにしつこい汚れを落としていきます。
この時に艶やコーティング作用があるものを使えば、乾いた時に新品のような見栄えとなります。
ホイールの洗車方法
ホイールの洗浄は、ホイール用のクリーナーを使用すれば簡単に汚れを落とすことができます。
ホイールを洗う際もスポンジを使うこととをおすすめしますが、使いにくい時はブラシを使用することをおすすめします。
まとめ
見えない部分も洗車することにより、
・不具合を発見することができる
・愛着が湧くことで車を長持ちさせられる
というメリットがあります。
また、エンジンについては、水洗いできるものの、エンジン内部は電装部品や水が入り込むと不具合がある部品も存在するため、洗浄前は十分に養生することが必要になります。
さらに足回りの洗車については、ブレーキ装置に注意し、傷をつけないように洗い、洗浄後は水でしっかり洗い流し、乾燥させることに気を付けましょう。