車の点検と聞くと「ディーラーや販売店でやってくれるからいいや」と思ってる方もいませんか?
確かに最近の車は、そう簡単に故障しないため、ボンネットを開ける機会はなかなかないことも。
でも、長く乗り続けると車の消耗部品などは確実に減ってきます。
しかもこの点検も業者任せにしていると中には悪徳業者に騙されて必要ないのに交換させられるなんてことも。
そこで、自分できる車の点検ポイントをご紹介しますので、愛車の健康状態をこの機会にチェックしてみましょう!
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車のメンテナンスの種類
自分でできる車両のメンテナンスは、次の4つがあります。
1.エンジンオイルとオイルフィルターの点検
2.タイヤの点検
3.ワイパーブレード、ウォッシャーの点検
4.バッテリーの点検
どれも簡単にできることばかりであるため、以下で詳しくご紹介するので一度やってみましょう。
1.エンジンオイルとオイルフィルターの点検
エンジンオイルは、エンジン内を潤滑、冷却して働いているもので、エンジン内部を循環して回っています。
そのため、放っておくとエンジンオイルが劣化しそのまま使い続けると潤滑不良を起こし、最悪の場合、エンジンが焼き付く可能性もあります。
このエンジンオイルの寿命は5000キロもしくは半年に1回となり、交換費用はオイルのグレードによって違うものの、約4000円〜となります。
エンジンオイルの確認はボンネットを開け、「オイルレベルゲージ」と呼ばれる黄色のフックを引き、先端についたオイルを一旦拭き取ります。
その後、再び差し込み引き抜こことでオイルを確認することができます。この時エンジンは、必ず切っておきましょう。
また、エンジンオイルと一緒に確認したいのが、オイルフィルターというエンジンオイルに混じっているゴミをろ過する部品があります。※別名オイルエレメントとも呼ばれています。
オイルフィルターの交換時期は、エンジンオイルの交換2回毎にすることが目安とされ、交換の際はオイルを抜かないといけないため、エンジンオイル交換のタイミングと一緒にされます。
オイルフィルターの値段は2000円〜となっています。
2.タイヤの点検
タイヤの点検をしっかりとしないとスリップやバーストといった重要な事故につながり、大変危険な事故につながることも。
タイヤの点検は、
・溝の確認
・ひび割れの確認
・空気圧の確認
をおこないましょう。
タイヤの溝の使用限度は残り1.6mmで、使用限界を超えたタイヤはブレーキやグリップに影響を与えてしまいます。
この仕様限界の確認方法は、タイヤのスリップサインが見えて平らになってくると限界となりますので、交換のタイミングはスリップサインが見えてからと覚えておきましょう。
また、ひびや亀裂は直接目視で確認することができます。
タイヤの交換費用の目安は4万円〜となります。
空気圧の確認については運転席側のBピラーに貼ってある指定空気圧かどうか確認しましょう。
もし、心配であればタイヤショップに相談することをおすすめします。
3.ワイパーブレード、ウォッシャーの点検
ワイパーのゴムが劣化しているとフロントガラスをうまく拭き取れないため、雨天時の走行に支障をきたしてしまいます。
ワイパーブレードの交換時期は2年に1回の車検時に交換することが多く、ホームセンターやカー用品店で購入することができ、値段も1本1000円〜となっています。自分で購入する際は車によってブレードの長さが違うため、確認する必要があります。
さらにウォッシャー液はボンネット内のキャップにあるキャップを開け、レベルゲージより減っている場合は専用の補充液を入れておきましょう。
補充液の代わりに水を入れるのは?という疑問もあると思いますが、冬場に使うとガラスが凍結する恐れがあるため、できれば補充液の方がいいでしょう。
補充液は500円ほどと、とてもリーズナブルな価格となっています。
4.バッテリーの点検
バッテリーは車を動かす上でとても大切なもので、バッテリーが故障すればエンジンすらかけることができません。
バッテリーの交換は2〜3年が目安とされていますが、使用状況によっても大きく変わります。
また、エンジンをかけずに長期間放置すればバッテリー上がりを引き起こすこともあります。
バッテリーの確認方法はガソリンスタンドやカーショップにある専用のテスターで寿命を確認する方法があります。
ちなみにバッテリーの値段は約10000円〜となります。
車は定期的に点検、メンテナンスすることで想像以上に長持ちする
車の寿命は10年10万キロであると言われています。
しかし現在の車はしっかり消耗部品の点検をすることでもっと長持ちさせることができます。
そのためには普段から自分で車の状態を把握し、早め早めの対応が必要となるため、今回ご紹介した内容の点検をしっかりおこない、大切な愛車をいつまでも長持ちさせましょう!