最近はやっているカーシェアリングが全国で急増しています。
でも、そもそもカーシェアリングサービスとは?という意見も多いでしょう。
そこで、
・カーシェアリングの解説
・カーシェアリングのメリット・デメリット
・おすすめのカーシェアリングサービス
をご紹介しますので、ぜひ機会があれば利用してみてはどうでしょう。
このページのラインアップ
カーシェアリングとは
カーシェアリングとは、特定の自動車を会員間で共有し、利用したい時に借りることのできるサービスです。
場所によっては15分程度の単位で車を借りることができ、短時間の利用であればレンタカーより格安であることが多く、家族、友人の送迎や買い物といったちょっとした用事から気分転換のドライブや、自分の車を持ってはいないものの運転の練習をしたいときなど、様々な用途によって気軽に活用することができるサービスとなっています。
カーシェアリングの仕組み
カーシェアリングは、まず車を管理している会社へ会員登録を行うところから始まります。
登録は無人入会機での登録や、ネットからの登録などがあります。
登録が完了するとその時点で車を借りられる権利が発生するため、使いたいタイミングでパソコンやスマホで予約を行います。
予約時間になったら車が置いてあるステーションへ向かい、予約した車を解錠し、ダッシュボードやグローブボックスに入っているエンジンキーを取り出し、出発することができます。
車を使い終わったら元のステーションへ駐車し、鍵も入っていたところに戻して施錠して終了となります。
カーシェアリングの3つのメリット
カーシェアリングは「手軽に」が売りであるため、メリットは以下の通りとなります。
1.気軽に安く車に乗ることができる
2.短時間でも借りられる
3.ネットでいつでもどこでも予約できる
1.気軽に安く車に乗ることができる
車を所有していると、車の購入費以外にもガソリン代などの維持費がかかります。
しかし、住んでいる場所によって移動が自転車で住んでしまうなど車を使う機会はそう多くない場合もあります。
カーシェアリングなら、車を購入する費用や維持費などの負担が無く、使いたいときに車に乗ることができます。
2.短時間でも借りられる
レンタカーとは違い、カーシェアリングは15分からの使用が可能な場合がほとんどのため、雨の日の子供の送迎や、大きな買い物をしたときに荷物を運んだりなど、柔軟に使用することができます。
もちろん予約時間が空いていれば長時間借りることも可能です。
3.ネットでいつでもどこでも予約できる
予約はパソコンやスマホからの場合が多く、24時間いつでも予約が可能となっています。
そのため、出先で車を使いたいときはあらかじめ滞在先で予約を取っておくことも可能となります。
しかし、あくまでシェアするため、予約が埋まっている可能性もありますので、早めの予約がポイントとなります。
もちろん予約のキャンセルもパソコンやスマホから行うことができます。
カーシェアリングのデメリット
手軽で便利なカーシェアリングですが、もちろんデメリットも存在します。
1.乗り捨てができない
2.予約時に返却時間も決めなければいけない
3.先客がいると借りられない
1.乗り捨てができない
現在、ほとんどのカーシェアリングサービスでは必ず元の駐車場などの借り場所に戻さないといけないため、行きだけ利用するという乗り捨てができません。
その主な理由は、乗り捨てのために多くのステーション(駐車場)が必要になるからです。
例えばレンタカーの場合は乗り捨て場所にスタッフが車を取りに行くことで成立します。
しかし、カーシェアリングサービスでは余分に乗り捨て用のスペースを確保しなければいけないため、通常利用のステーションに対し、乗り捨て用のスペースも確保するため、単純に計算すると約2倍もの面積が必要になります。
また、乗り捨てを続けると1つのステーションに車が集中してしまうため、均等に配車するのが難しいという点も考えられます。
そのため、カーシェアサービスは目的やシーンによって使い分けるようにしましょう。
2.予約時に返却時間も決めなければいけない
カーシェアリングは「シェアする」という以上、車を独占することはできません。
そのため、次に使う人のために予約時に返却時間を設定し、必ず時間内に返却しなければいけません。
しかし、実際は前もって返却時間を設定することはなかなか難しいことでもあります。
たとえ予定が決まっていても交通状況など、様々な不確定要素があり、予定が明確に決まっていない場合は尚更難しい状況にもなるため、予約するときはその時間よりも少し長めに予約しておくことをおすすめします。
3.先客がいると借りられない
レンタカーと違い、あくまで1台の車をシェアして利用するため、借りたいときに必ず利用できるというわけではありません。
特に週末は平日と比べて予約が取りづらいというところも存在するため、24時間いつでも使いたいときに使いたい時間だけ利用できるといっても、それは予約がとられていない場合に限られます。
そのため、毎日決まった時間に利用したいという人にとってはカーシェアリングは不向きであるかもしれません。
主要カーシェアリングをご紹介
カーシェアリング主要サービスである「タイムズ」と「オリックス」の特徴と主な車種をご紹介します。
タイムズカープラス
タイムズカープラスは、タイムズ24株式会社が運営するカーシェアリングサービスです。
シェアできる車種を「ベーシッククラス」「プレミアムクラス」の2種類に分けられており、ちょい乗りに使いやすいコンパクトな車が多いのが特徴となります。
各クラスの主な取い車種は以下の通り
・ベーシッククラス
フィット、N−BOX、フリード、プリウス、ヴィッツ、パッソ、シエンタ、カローラフィールダー、ノート、NV350キャラバン、デミオ、プレマシー、インプレッサ、ウェイク、ハスラー、スイフト、ソリオ
・プレミアムクラス
ノア、VOXY、CX−5、リーフ、セレナ、スバルXV、アウディA1、Mini One
オリックスカーシェア
オリックスカーシェアは車種ごとに、「スタンダードクラス」「デラックスクラス」「EVクラス」と3つに分かれています。
・スタンダードクラス
フィット、フィットハイブリッド、インサイト、ヴェゼル、フリード、プリウス、アクア、カローラアクシア、ノート、マーチ、ティーダラティオ、デミオ、スプラッシュ、スイフト
・デラックスクラス
ステップワゴン、エクストレイル、セレナハイブリッド
・EVクラス
リーフ
個人間でのカーシェアリングサービス「Anyca(エニカ)」
DeNAが2015年から始めたのが「個人間のカーシェアリングサービス」がAnyca(エニカ)です。一般的には事業者がカーシェア専用の車を確保し、その車を会員同士で利用するサービスでしたが、法改正により個人同士のカーシェアリングが可能になりました。
Anyca(エニカ)とは
Anyca(エニカ)とは、車を所有しているが運転する機会があまりなく、乗らないときは車を貸して駐車場代やガソリン代、保険料の足しにしたいという人から車は所有していないものの、必要なときだけ車を使いたいという個人同士をマッチングさせるサービスです。
また、登録されている車種も高級スポーツカーから高級セダン、小型車まで約500種類の車が登録されており、レンタカーでは乗ることができない車をリーズナブルな価格で借りることもできます。
トラブルはないの?
Anyca(エニカ)の最も多いトラブルは、オーナー・借主の待ち合わせ場所(貸出時、返却時)へ来ないというトラブルです。
また、車体の傷に関してのトラブルは1%未満で、トラブルを避けるためにオーナーは登録時に傷の箇所を細かくチェックし、傷の登録も行って管理をしています。
まとめ
手軽に便利に使うことができるカーシェアリングですが、あくまで1台の車をシェアする形であるため、使いたいときに必ず使うことができるとは限りません。
しかし、自分で車を所有せずに必要な時だけお金を払って使えるというメリットが大きな魅力でもあります。
そのため、自分の生活スタイルに上手く取り入れ、楽しいカーライフを送ってください!