車で遠出を行うときによく使う車中泊。現在はサービスエリアや道の駅などのインフラの整備が進み、誰でも手軽に楽しめるようになりました。
そこで、車中泊のメリットから、より快適に過ごすためにあると便利なカーグッズをご紹介します。
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車中泊とは
車中泊は文字通り車内に泊まることを意味していますが、定義は曖昧でもあります。
一般的な車中泊は以下の通りではないでしょうか?
・サービスエリアや道駅の駐車場で車内に泊ること
・登山前日に車内に泊まり、調理や作業も車内で行うアウトドア要素の強い利用方法
どちらの利用法も車中泊には代わりありません。
近年車中泊の人気は増加傾向にあり、それに伴いマナー違反によるトラブルも増えているという現状もあります。車中泊は周りからの見られ方によって「車中泊=迷惑行為」というレッテルも貼られることもあるため、周りにも配慮する必要があります。
車中泊のメリット・デメリット
車中泊をすることのメリットはたくさんあるため、いくつかご紹介します。
時間を気にしなくてもいい
車中泊の最大のメリットとして考えられることは、「時間を気にしなくても良い」ということでしょう。
例えば、ホテルや旅館などに宿泊する場合は、チェックイン、チェックアウトの時間が決められているため、決まった時間に到着しなければいけないということになります。
しかし車中泊の場合はその場で休むことができるため、自由に時間を使っても誰にも迷惑をかけることはありません。
節約できる
どんなに格安の宿に泊まっても宿泊料金はかかってしまいますが、車中泊の場合は駐車する場所さえあればそこが宿泊場所になるため、宿泊料を抑えることができます。
特に景色のいい観光地などの駐車場に早めに到着し、車中泊をして早朝に出発するという選択もできます。
アウトドア気分を楽しめる
キャンプ場などで車中泊する場合はその景色からアウトドア気分を味わうことができます。
車中泊はメリットばかりではなく、デメリットも存在します。
そのため、無用なトラブルを回避するために事前に情報収集したり、他人に迷惑を掛けないようにしたり、安全面に気をつけるようにしましょう。
車中泊で注意するポイント
車中泊で注意するポイントは以下の通りです。
エンジンを切る
エンジンをかけたまま眠らないように注意しましょう。
例えば、冬場にエンジンをかけて車中泊していると、眠っているときにマフラーを雪が覆ってしまい、排気ガスが車内に逆流することで、一酸化炭素中毒に陥ってしまう危険性があり、生命にも関わることにもつながります。特に一酸化炭素は色や匂いがないため、逆流に気づきにくいという危険もあります。
また、エンジンをかけていることで周りにも騒音を与えてしまう可能性もあるため、マナーを守るためにもエンジンを切るようにしましょう。
車内温度に注意
車中泊の時に気をつけたいことは気温の変化でしょう。
例えば、夏場で寝るときは車内が蒸し蒸しすると、とてもじゃないけど車中泊と言ってられません。最悪のケースは寝ている間に脱水症状になってしまう可能性もあります。
一方冬場の車内はかなり冷え込むため、寝る直前は暖房をかけていたために車内は暖かい状態ですが、車は断熱効果がないために、すぐに暖かさが逃げて凍える寒さに。
そのため、車内の暑さ寒さ対策はしっかりと行うようにしましょう。
防犯対策をする
車内で寝ているときは当然無防備な状態であるため、車上荒らしやイタズラに会う可能性は存在します。
そのため、あまり人目がないところで車中泊するよりも比較的人通りがある場所で車中泊することをおすすめします。
また、窓にカーテンを取り付けて車内を覗かれないようにするのも良いでしょう。
車中泊の特に使いたいカーグッズ
車中泊で快適に過ごすためにおすすめのカーグッズは以下の通り。
1.車中泊マット
2.インバーターコンセント
3.車内クッション
4.カーテン
順にご紹介しますね。
1.車中泊マット
車中泊マットは、カー用品店やインテリアショップなどで販売されいるほか、純正部品としても販売されており、様々な種類が存在します。
マットのメリットは車中泊で横になるスペースにできてしまう際の段差や隙間を埋める時にも役立ち、また、ウレタン製の低反発マットを敷くことで身体をしっかりと受け止めてくれるため、寝心地が抜群に良くなります。
車内に常備しておくことができるタイプとして空気で膨らませることができる「エアーマット」タイプも存在するため、コンパクトに収納することができます。
2.インバーターコンセント
車内で電気機器を使用したいときに重宝するのが、車のシガーソケットに流れる電気を100Vのコンセントように変換してくれるものがインバーターコンセントです。
これさえあれば、車中泊をする際にスマホやデジカメの充電を行うことができるほか、電気ポットなど様々な電気製品が使えるようになります。
さらに、万が一のバッテリー上がりのために、ポータブルバッテリーも携帯しておきたいところ。最近では車のバッテリー上がり時のジャンプスタートにも使用できるポータブルバッテリーも販売されており、車の中に一台載せておきたいところ。
3.車内クッション
車中泊で寝るために使いたいものの一つとして車のシートの間に挟んで使用する「車内クッション」があります。
車中泊するということは同時に長距離運転することにも繋がり、本来のクッションの役割以外にも、車内で寝るときに枕代わりにすることもできます。
そのため、頭を乗せるため、なるべく低反発タイプの方が快適に過ごすことができます。
4.カーテン
車中泊の時の車内のプライバシーを守ってくれるのが、車の窓に取り付けるカーテンです。
カーテンで目隠しすることで、落ち着いて寝ることができる上に、防犯効果も期待できます。
車中泊用として販売されているカーテンには、吸盤タイプでワンタッチで取り付けられるものもあるため。手軽に取り付けることができます。
まとめ
駐車スペースがあるものの、何もない状態で車中泊を行うと快適に過ごすことができず、かえってストレスを溜めてしまうこともあるため、自分が快適に過ごせるお気に入りのカーグッズを揃えることをおすすめします。