ドラレコ映像の悪用に巻き込まれないために

ドライブレコーダーを自動車に取り付ける一般ドライバーや企業等が増えています。万が一事故を起こす、あるいは巻き込まれてしまった際にはドラレコの撮影映像が有力な証拠として活用できる点が評価されています。

また、自分自身はその事故に直接の関係はなくても、何らかの事故あるいは事件の現場付近を通過した際の映像がドラレコに残っていれば、それが後々の事故・事件捜査に役立つこともしばしばあります。

走行映像による印象操作が散見される

このように、撮影映像が有力な証拠となるわけですが、それが悪用されたりあるいは大きな誤解を招いたりする恐れもあります。

例えば、YouTubeなどの動画投稿サイトや、ツイッターなどのSNSには、「煽り運転をされた」と主張する走行映像がアップされています。しかし、アップされている映像には、なぜそのような場面に至ったかが不明な映像が散見されます。

例えば、煽られたと主張する動画では、なぜそのような状況に至ったのかという理由が推定できる場面が映っていない場合があります。その映像だけをもってして、後続車の車間距離が詰まったりパッシングしたりしているのを煽り運転だと断定するのは早計です(但し、後続車が車間距離不保持で違反に該当する可能性はあります)。

煽られたと主張している側のドライバーが、わざと追い越し車線をゆっくり走り、しびれをきらした後続車が道を開けるようにアクションを起こした場面を、「証拠画像、一丁上がり!」とばかりに作り上げることも可能ですし、それが疑われる映像もネット上に存在します。このようなおとり捜査的な手口で作り出された映像であっても、映像の力は非常に大きいものです。

「煽られた被害者」「煽ったやつを特定しろ」という、歪んだ方向への印象操作をすることもできてしまうわけです。

映像には映像で対抗するしかない

このような手口に対抗するためにどうするべきでしょうか。

やはり映像には映像で対抗するしかありません。例えば、ある場面が被害証拠として出された場合、その前後や途中を含めたノーカット動画を撮っておけば、経緯を含めた全体像を見て無実が主張できます。

また、ドラレコ映像は前方のものが多いですが、最近では後方カメラや360度カメラの設置も増えており、それが相手側の出してきた断片的な映像よりも格段に有力な証拠となることもあります。つまり、このような手口から我が身を守るにはドラレコ設置が欠かせないわけです。

一方で、自分自身の運転動作がありのまま連続記録されているという緊張感を持って、法令を守った安全運転が求められるのは言うまでもありません。

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