自動車を運転していて不快に思うことのひとつに、
後続車からの「あおり行為」が挙げられます。
あおってくる車に遭遇した場合、
どうするのがいいのでしょうか?
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◆早めに追い抜かせる
あおり行為に遭遇した際に最も理想的な対応は、
「相手にせず、先に行かせる」
というものです。
よく、後ろにぴったり張り付いてくる車がいると、
恐怖を感じたり、あるいは相手に合わせようとして
スピードを上げるドライバーがいます。
もちろん、その道路の制限速度の範囲内であれば、
そのまま走っても本来は構わないのですが、
あおり続けられるのは面倒ですし、そのうち
逆上して因縁をつけてくる可能性もあります。
もし走行中の道路の幅に余裕があれば、
左のウインカーをあげて自車を左に寄せ、
あおってくる車を早めに追い抜かせるのが理想的です。
◆まともに相手にしないのが一番
一番避けるべきなのは、
まともに相手にしてしまうことです。
例えば、あおってくる車に対して、
ブレーキランプを何度も踏んで
警告メッセージを送るなどの行為は、
暴力沙汰に巻き込まれる恐れもあります。
あおってくる相手に対し正義感をもって
戦いを挑みたいという人であれば別ですが、
このような手合いを相手にするのは
時間の無駄ですし、身の安全を考えると、
「君子危うきに近寄らず」的な対応をするのが
賢い対応と言えます。
◆場合によっては110番通報も有効
あおってくるドライバーの中には、
先行車を執拗に追い掛け回したり、
追い抜きざまに幅寄せしてきたり、
あるいは追い抜いてから停車して道をふさぐ
などの暴挙に打って出る困り者もいます。
もし、そのような事態に遭遇した場合は、
速やかに110番通報をするのが吉です。
(ただし、運転中の携帯電話の操作は避けましょう)
・故意な急ブレーキ・・・道交法二十四条
・車間距離を詰める・・・道交法二十六条
ただ、あおり運転をしたことについて、警官を前に
してもシラを切る可能性がありますので、
できればドライブレコーダーを前方だけでなく
後方にも取り付けておくと、あおられた事実を
裏づけることができます。