ドイツの自動車メーカーであるアウディは
2017年の秋から命名法を改めることを発表しました。
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◆ccからkWへ
A1からQ7までのモデルシリーズの名前は変わりません。
今後も2つの数値の組み合わせが使用されます。
2つの数値の組み合わせは排気量ではなく
出力の範囲で表します。
近年ハイブリットの普及に伴い表示法が変わり、
馬力(bps)とキロワット(kW)の両方表記されています。
例えば、81~96kWの間の出力の車種は「30」
169〜185kWの出力は「45」を表します。
アウディの中でもトップの出力は400kWを超えるので、
数字の組み合わせは「70」という形になります。
◆エンジン技術も表記
アウディではエンジン技術を最後に表記します。
「TFSI」「TDI」「quattro」「e-tron」
などといった表記がされます。
TFSI:
直噴システムと過給器を装着したガソリンエンジンの総称です。
TDI:
直噴ディーゼルエンジンです。
quattro:
乗用車用フルタイム4WDシステムの呼称です。
e-tron:
ハイブリッドおよび電気駆動のモデルのことです。
◆名称はどうなるのか
新しい命名法は「モデル名」「出力」「エンジン技術」
の順番で表記されます。
例として今後登場するQ2はこのように表記されます。
「Q2 30 TFSI」
Q2シリーズの81~96kWの出力を持つ
TFSIエンジンとなります。
しかし、名称が変わらないモデルもあり、
SやRSモデル、R8などがあげられます。
◆まとめ
今回のアウディの命名法の変更は、将来行われるであろう
「ガソリン車の販売禁止」を見据えての変更といえます。
現在、排気量で表している自動車メーカーが多いので、
排気量を名称に取り入れているメーカーは
今回のアウディと同じような変更が
行われることが予測されます。