子どもを乗せてドライブするのは楽しいものです。
しかし、思わぬ交通事故によって、
子どもの身にもしものことがあったら大変です。
ここでは、子どもを乗せて自動車を運転する際の
注意点をお伝えします。
◆車外放出が恐ろしい
よく、子どもを抱っこして乗車している
大人を見かけます。
あるいは前席に両親が乗り、
子どもたちはシートベルトをせずに、
車内を自由自在に動き回っている場面も見かけます。
この状態で、もし追突事故が起きたとしたら・・・
子どもたちは車内の座席や天井などで
身体を強打する恐れがありますし、
ガラスを突き破って車外に放出され、
路面などに叩きつけられたり、
対向車や後続車に轢かれたりして
亡くなる可能性もあります。
◆小さな子どもはチャイルドシートに座らせる。
このような悲しい事故から子どもを守るには、
シートベルトを着用させることが必要です。
但し、子どもの大きさによって、
シートベルトではなく、チャイルドシートなどの
安全装置を用いる必要があります。
首の座らない段階の乳児の場合は、
チャイルドシートではなく、
ベビーシート(ベビーラック)を用います。
首が座るようになった段階から
概ね6歳ごろまではチャイルドシート、
概ね6歳以降から、小学校高学年ぐらいまでは
ジュニアシートを使用するようにします。
◆間違った取り付け方は命にかかわることも
チャイルドシートを取り付ける際には、
自動車とチャイルドシート双方の
取扱説明書をよく確認し、
正しく取り付けることが大切です。
時折、チャイルドシートを助手席に
後ろ向きで取り付けているドライバーがいます。
この状態では、
交通事故によって展開した助手席エアバッグが
チャイルドシートの背面を激しく圧迫し、
子どもがチャイルドシートと助手席の背もたれとの間に
強く挟まれてしまう恐れがあります。
場合によっては命を落とす危険性もあります。
くれぐれも間違った取り付け方を
しないように注意しましょう。
また、取り付けたチャイルドシートは、
緩みやガタがないか、使用前に必ず点検することも
大切です。