ATとMTの違いや乗り方について、
かいつまんで紹介します。
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◆ATはDレンジでほぼ事足りる
ATはオートマチック・トランスミッション
(通称オートマ)というだけあって、変速に伴う
シフト(ギア)の選択操作やクラッチ操作が
不要となるのが特徴です。走行の際にはDレンジに
入れておけば自動で変速がおこなわれますので、
たいていの道路は問題なく走ることができます。
但し、急な下り坂が連続するような道路では、
2レンジやLレンジ(メーカーや車種によって
呼称が異なる場合があります)に手動で
切り替えるほうが、エンジンブレーキを
より利かせることができるため速度を
抑えつつブレーキへの負担も
減らすことができるので安全です。
変速可能な段数によって3AT、4AT、5AT、6AT
などがありますが、近年ではCVTと呼ばれる
無段変速のATが増えています。
車種によっては急な下り坂で自動的にギア比を
低めになるように変化させ、速度をうまく
抑制してくれるタイプのものもあります。
また、多くのAT車では
クリープ現象
(そろりそろりと前進しようとする力)
がありますので、停車時には
ブレーキをしっかりと踏んでおくことが大切です。
★MTは経験を積む
MTはマニュアル・トランスミッションのことで、
これを積んだ車はマニュアル車あるいは
ミッション車などと呼ばれます。シフト操作や
クラッチ操作が自動化されていないため、
手動での変速操作が必要となります。
場合によってはクラッチ接続時に回転数を合わせる
ためのアクセル操作をおこなうこともあります。
変速に伴う操作自動化されているATと比べると、
MTはドライバーの持つ運転技術の上手・下手が
表れやすいのが特徴です。
とりわけ、MTに苦手意識を持っている人の
多くは、坂道発進が不得手だと感じているようです。
坂道発進は、ブレーキを踏みつつ半クラッチにした
状態から素早くアクセルペダルに右足を踏み変える
ことが必要です。
最初はサイドブレーキを併用するなどし、
経験を積むようにしましょう。
ほどなく慣れ、苦手意識が克服できるはずです。