2019年8月18日、ドイツのサファリパークでオスのサイが乗用車を執拗に追いかけ攻撃するという珍しい事件が発生。
サイの暴走で車の窓ガラスは割れ、ルーフはへこんでボコボコになってしまいましたが、幸いにも運転手はアザができるなどの軽い怪我で済んだそうです。
アフリカでも同様の事故が起きており、白サイによって車が破損するなどの映像がSNSでも拡散されていました。
出典:https://netallica.yahoo.co.jp/news/20190829-82054720-techinq
サファリパークで自家用車が動物と事故にあった場合
サファリパークでは園が用意している観光用のサファリバスだけでなく、自家用車での観光ができる「ドライブスルーサファリ」と呼ばれる楽しみ方もありますよね。
今回の事故は海外のニュースでしたが、日本でも過去に群馬サファリパークで乗用車から降りた老夫婦がベンガルトラに襲われ死亡するなどの事件もあります。
ほとんどのサファリパークでは、自家用車でパークを巡回中に動物が攻撃してきた場合の事故に備えてスタッフが巡回や監視カメラで安全確認を行っています。
ただし、車に危害を加えられて傷や破損が起こっても、ほとんどのサファリは「一切責任を負いません」と明記されているのを知っていましたか?
動物からマイカーが襲われる・傷を付けられた・汚れたなどの事故トラブルが起こった場合には法律上でもサファリパーク側に過失がないので、賠償金は貰えないのが一般的。
マイカーを傷つけられたくない人は、サファリバスやパーク側が貸し出しをしているサファリカーをかりるようにするほうが良さそうですね。
サファリパークで怪我をした場合の治療費は貰える?
マイカーでサファリを巡回している場合、仮に草食動物であっても攻撃をされるとひとたまりもありません。
そこでサファリ側は監視スタッフを置き、ルールや規則を作って十分な安全対策を行っています。
- 巡回中の車が動物に襲われた場合はいち早く発見し駆け付ける
- 車から降りる・窓を開けるなどの禁止ルールを設ける
- ペットなどの小動物を車に乗せないのが原則のルール
ちなみに群馬サファリパークで起こった死亡事故はサファリ側の設けたルールに違反する行為であったため、死亡事故にも関わらず過失が認められませんでした。
もちろん遺族への賠償金は一切降りなかったそうで、パーク側は法律上なにも罪はありません。
また、巡回している車同士の衝突事故などのトラブルにも一切関与しないため、動物に気を取られてうっかり衝突してしまうなどの事故にも対応していません。
安全にサファリを楽しむためにも、パークが定めたルールにきちんと従い安全運転を心がけましょう。
まとめ
サファリパークで車が被害に遭うことは「年に数回あるかないか」だそうなので、箇条に心配する必要はなさそうです。
ただし、パーク側のルールに従わない場合の動物による車の破損やトラブルによる賠償責任は一切ないことは頭に入れておいた方が良さそうですね。
どうしても心配な場合はマイカーで巡回せずにサファリのレンタカーやサファリバスを利用して楽しむのがオススメです。