運転する時の姿勢(運転時の視線、ハンドル操作、運転時の足元にも気を付けて)

自動車を運転する際の理想的な姿勢とは
どのようなものなのかを紹介します。

 

◆ストレートアームはダメ

よく、運転席の背もたれをかなり寝かせ、
ハンドルをつかむ腕が真っすぐになっている状態
(いわゆるストレートアーム)のドライバーを
見かけます。

腕が真っすぐだけならまだしも、
ハンドルが遠すぎて肩が浮いてしまう、
あるいはヘッドレストに後頭部を接することが
できない状態で運転している人もいます。

これではハンドル操作にも支障が出ますし、
追突事故の際には首や肩などを痛める恐れ
あります。

腕を少し曲げた状態で、肩や後頭部を浮かせる
ことなくハンドルの一番遠い部分を握れるよう
することが大切です。

 

◆足元に障害物が入らないようにする

運転席の座面の位置調節も重要です。
シートに深く腰掛けた状態で、ブレーキや
アクセルなどのペダルを十分に踏み込める
範囲内で、なおかつ膝を曲げすぎないよう、
ゆとりのある位置になるように調整しましょう。

また、ブレーキペダルの奥に空き缶などの
障害物が入ると思わぬ事故に繋がります。
障害物が転がらないよう、
車内の整理整頓も実践しましょう。

 

◆視線の位置を高くする

身長や座高の低いドライバーで
時折見かけるのが、ハンドルの上面から
わずかに顔をのぞかせているような、
低すぎる運転姿勢です。

これでは前方をはじめ周囲が
死角だらけ
となり、交通事故を引き起こす
リスクが高まります。

シートリフターがついている車の場合は
座面が高くなるように調整しましょう。
シートリフターがついていない車の場合は、
分厚いクッションを敷くなどし、
視点をできるだけ高くするようにしましょう。

 

◆視線は一点を凝視しない

運転中の視線にも細心の注意を払いましょう。

人間の眼は幅広い視野を捉えることが
できますが、速度が上がるにつれて視野が
狭くなります。

それを補うためには、
一点を凝視し続けるのではなく、
前方に注意しつつ上下左右
視線を意識的に動かし、幅広い範囲の視覚情報
得るように心がけましょう。

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