昨今では、
環境保護や資源節約が
至上命題となっており、
とりわけ自動車に対する
風当たりは世界的に強まっています。
加えて、
経済性という観点からも、
より優れた燃費性能が
求められる世の中となっています。
つまり、環境という意味の
「エコ=エコロジー」と、
経済性という意味の
「エコ=エコノミー」
の両方が求められているわけです。
ここでは、
自動車のエコな運転方法について
考えてみることにしましょう。
◆「急」のつかない運転を実践しよう
エコな運転
(エコノミー・エコロジーの両方の意味で)
の代表例は、
「急」のつく運転を避けることです。
「急発進」「急加速」
「急ブレーキ」「急ハンドル」は、
いずれも燃費を悪化させますし
排気ガスも増えるため、
エコな運転方法ではありません。
しかも、車の損耗を早め、
思わぬ故障を誘発することにも
つながりますし、
急のつく運転は安全上も
好ましくないことから、
このような運転は
避けるようにしましょう。
◆スピードは控えめに
スピードの出しすぎも
エコにとってはマイナスです。
自動車は走行時に
空気抵抗を受けますが、
空気抵抗は速度の2乗に比例するため、
速度を出せば出すほど、
車が受ける空気抵抗は
加速度的に増えてきます。
特に高速道路を走る際は、
時速80km程度に抑えることが、
エコにつながる運転
であると言えます。
◆不要な荷物は下ろしておく
マイカーにまるで
ワンルームマンションのごとく、
身の回りの物などを
積みっぱなしにしている人は
意外と多いようです。
重量が増えると、
どうしても燃費性能は悪化しますし、
重量が大きくなると、
加速時だけでなく
ブレーキング時やコーナリング時の
性能も低下します。
エコにつなげるためは勿論のこと、
安全のためにも、
不要な荷物は
下ろしておくようにしましょう。
◆計画性をもった運転をする
目的地が決まっていても、
その過程で
どの道路を通っていくかを決めずに、
行き当たりばったりで
車を走らせるのは、
必ずしも最短距離でない場合や、
混雑した道路を通ってしまう
といった好ましくない状況を
招く場合があります。
もちろん、
「細かいことを決めずに
気の向くままに走っていたい」
という気分のときは
誰にでもあるものですが、
そういった場合を除き、
できる限り事前に通るルートを
決めてから走るようにすると、
燃料節約=エコ
につなげることができます。