初心者ドライバーの中には、
特に「車線変更」が苦手…
という人もいるかもしれません。
苦手意識や恐怖感が強すぎて、
安全確認もままならぬ状態で強引に車線変更をし、
周囲の車を慌てさせたり、
あるいは事故を引き起こしたりする事例も
見受けられます。
では、どうすれば車線変更を安全かつ
スムーズにおこなえるのでしょうか。
◆車線変更は複数の確認や操作を同時並行でおこなう
車線変更する際には、
複数の確認処理を同時並行でおこなう
必要があります。
まず、移りたい先の車線の状態を確認します。
その際には、車間距離の空き具合や車線が
減少していないかなども確認します。
それをしつつ、
現在の車線の前後の車両の挙動もよく見ます。
もしかすると後続車、あるいは前方にいる車も、
同じように隣の車線への移動を考えていて、
ほぼ同時に移動しようとする場合もありえます。
後ろからハイスピードで迫ってくる
車両がいないかも確認します。
また、車線変更先によっては、
直進車線ではなく右折車線や左折車線である
可能性もあるため、通行区分の確認も必要です。
そして、何よりも大事なのは、
車線変更時にミラーや目視で死角となる箇所を
できる限り減らすべく、
思い立ったらすぐに車線変更をするのではなく、
走りながらチラチラと後方や斜め後方、
側方などを確認し、
障害となる車やバイク、歩行者などがいないことを
しっかりと確認しておきましょう。
安全確認が終わったら、
滑らかにハンドルとアクセル
(場合によってはブレーキも)を操作し、
隣の車線に移りましょう。
◆一般道の車線変更は高速道路とは異なる確認が必要
初心者ドライバーの中には、
高速道路が苦手という人も多いかもしれませんが、
高速道路での車線変更は、
スピードがとても速いことを念頭に、
後続車の追い越しや追い抜き、
合流車線からの車に注意を払う必要があります。
ただ、一般道での車線変更は、
高速道路以上に注意すべき点が多々あります。
それは脇道やロードサイド店舗などからの
車や人の出入り、
あるいは交差道路の交通状況なども
考慮して車線変更をしなければならない場面が
あることです。
たとえば、車線変更をした途端、
レストランの前にある歩道の街路樹の切れ目から
バイクが出てきて衝突、
という事態も起こり得ます。
そのような事故を防ぐために、
一般道での車線変更は細心の注意を
払っておこなうようにしましょう。