ミャンマーと中国・雲南省の国境付近で巨大岩が山岳帯から山の斜面を転げ落ち、白いワゴンタイプ乗用車に直撃。運転席への直撃は避けれたため奇跡的に運転手の男性に怪我は無かったものの、車は後部座席からトランクにかけてペシャンコに大破する事故が起こりました。
狭い山道ということもあり、道路全体を通行止めにし、現場検証を行いながら安全確認に尽力を尽くしているとのことです。
出典:https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20191009-00000059-ann-int
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車に岩などの落下物が直撃した場合の対処はどうする?
今回のケースは中国とミャンマーの国境という海外の事故ですが、日本にも沢山の山道が存在するため事件をピックアップしました。
岩石の落下はなかなか遭遇することは無いかとは思いますが、台風で飛んできた飛来物や落雷などの天災なども対処は同じです。
1.怪我人の確認・応急処置
落下物や飛来物と接触した場合まず優先するのは怪我人の介助です。落下物の種類により命に関わる怪我なども充分想定できます。
運転手・同乗者ともに安全な位置に移動し、電話で救急車の手配・応急処置の指示の確認など慌てずに行動しましょう。
車も自走できるようだったら可能な限り道路の脇に寄せた方が二次被害を防げます。
2.警察へ通報
安全の確保が出来たら警察へ通報します。運転手の義務として【救助義務】【道路上の危険除去】【警察への通報】などがあり怠った場合は罰則を受ける事もありますので必ず実施しましょう。
このケースだと道路に巨大な岩が落下した状態なのでいち早く交通整理が必要な事も伝えることが重要です。
3.任意保険・ロードサービスに連絡
警察への通報が終わり次第、任意保険やロードサービスに連絡します。
保険約款で保険会社に連絡が無い場合は保険金が支払い出来ないと設定されている事も多いので必ず一報入れましょう。
さらに自走が不能な場合はロードサービスに連絡をし指示を待ちます。
車に落下物が直撃!どんな保険が適用できる?
岩石などの落下物や台風などが原因の飛来物の事故は相手が天災なので、実質的には【自損事故】として扱われるケースがほとんどです。
今回のケースなら搭乗者に怪我が無いので車両の損害がまず初めに心配されますが、岩石の落下は任意保険の【車両保険】に加入していれば補填が可能と考えるのが一般的です。
(各社のプランなどで不可な場合もあるので契約内容を確認しましょう)
ただし、岩石の落下の原因が【火山の噴火】など巨大な損害が考えられる現象であれば免責が適用され、保険金が発生しない場合もあるので注意が必要です。
そのほか、地震・津波から戦争や内乱をはじめとした暴動なども任意保険対象外になるケースがありますので、任意保険加入時に担当者に確認することをオススメします。
まとめ
運転していて落石や飛来物が飛んできて【自損事故】というのは考えただけでも「ゾッ」としませんか?
あなた自身を含めた運転手すべてにいつ降り注ぐかわからない災難といえるでしょう。
突然の落下物や飛来物の事故が気になる方は【車両保険】に加入しておくと、いざという時に安心かもしれません。