初心者は、慣れるまで、
「カーブの走行が苦手」って方も
多いかと思います。
特に、山道のように、
連続する曲がりくねったカーブを
スムーズに通れるようになるまでには、
コツと慣れが必要です。
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◆カーブ走行では「ロール」の見極めが必要
カーブ通過中、
車には遠心力が働き、
車体が外側に傾く
「ロール」という現象が起きます。
ロールは一般的に、
重心が高めの車、
例えばミニバンやワンボックスカーで
大きめに発生しますし、
ドライビングポジション(運転位置)や
アイポイント(路面からの目の高さ)も
高めとなるため、
感覚的にも車体の傾きが
大きく感じられ、
車高が低いセダンなどと比べると
恐怖感が増す場合もあります。
速度がそのカーブに
適さないほど速いと、
ロールはさらに大きくなり、
内側の車輪が浮いたり、
最悪の場合は横転したりする場合も
あります。
ロールの発生量は、
車によっても速度によっても異なりますが、
大なり小なり発生するものです。
初めはゆっくりとカーブを走り、
その際に車体がどの程度傾くのかを
見極めつつ、
安全上の無理のない範囲で
徐々に速度を上げ、
感覚をつかんでいくのがよいでしょう。
◆カーブには速度を落とし気味に進入する
カーブ走行で最も基本的な注意点は、
カーブの手前で減速しておくことです。
そのカーブに適さない速い速度で
進入すると、曲がり切れなくなったり、
途中で強めのブレーキを踏んで
車体の挙動を乱し、
事故につながってしまったり
することもあります。
それを防ぐためには、
速度を控えめにし、
カーブの途中でやむを得ずブレーキを
踏む場合でも、
最小限の踏力で対応できる
ぐらいにしておくと、
車体の挙動を乱さずに済みます。
但し、カーブの手前から出口まで
常に超スローで走ると、
交通の流れを乱すことにもなります。
カーブ進入時には適度に
速度を落としつつ、
カーブの出口に差し掛かったら、
アクセルをじわじわと踏み込んでいって
速度を上げるように走るのが
一般的です。
この一連の動作は、
よく「スローイン・ファーストアウト」
と呼ばれます。
つまり
「カーブにはゆっくりと入り、素早く出る」
という意味です。
これを実践することで、
恐怖感を持たずに安全かつ
スムーズにカーブを走ることが
できます。
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