みなさん、公道カートをご存知ですか?
カートといえばサーキットや遊園地にある
イメージがあると思いますが、東京などでは
カートで行動が走れて、観光などができる
サービスがあります。
今回、その公道カートについての安全対策に
ついて国土交通省が規制を強化する方針を
固めました。
◆背景
外国人観光客を中心に人気が出ており、
利用が増えている公道カートですが、
増加に伴い交通事故の件数も
増加しています。
警察庁によると、カート側に原因がある
死亡事故が過去5年間に4件
発生しています。
死亡事故につながりやすい原因として法律で
定めらえれているカートの位置づけに
あります。カートはミニカー扱いであり、
電動機付自転車(三・四輪車)の分類です。
ヘルメットの着用やシートベルトの装備・
着用の義務がありませんでした。
そうなると、事故が発生した際のリスクは
当然高まりますよね。安心して利用できる
ように早急な結論が求められていました。
◆対策
現在ある車両についてはシートベルトや
ヘッドレストなどの装着を義務化するほか、
他の車から見えやすいようテールランプを
車両の最大高付近に取りつけることを
義務化する方向に固まりました。
新車については、かじ取り装置の
衝撃吸収構造やフェンダー、
3点式シートベルトを義務付けます。
◆まとめ
公道カートは気軽に観光できる手段として
人気があります。車高が低い分周りの
クルマから見えづらく事故の被害者に
なることは考えられますが、カートの
加速感に慣れていなくて事故を起すことも
あるようです。
今回のことでデザインがカートでは
なくなってしまうと、それだけで客層が
離れていきそうな気がします。
皆さんご利用の際は十分に気を付けて
安全運転を心がけましょう。