NEXCO西日本は宮崎県にある川南パーキングエリアに
ガスステーションが2017年9月29日に
新規オープンすることを発表しました。
これにより、九州道から東九州自動車道経由で
宮崎へ行きやすくなりました。
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◆ガス欠の心配があった。
以前より、東九州自動車道では霧島サービスエリアが
最後の給油場所となっており、
最終インターチェンジである
延岡南インターチェンジまでの約144kmで
給油ができませんでした。
一時期は霧島サービスエリアの閉鎖に伴い
最長233kmほどの区間でガスステーションがない
時期もありました。
そのため、知らずに通過する人もいて
高速道路上でガス欠を起こすケースもありました。
◆方針と現実の差
各高速道路会社はガスステーションの配置間隔を
利用状況に考慮して100kmから150km程度まで
と方針をしていました。
しかし、方針以上に空いている区間に
ガスステーションを運営してくれる業者は
なかなか現れず厳しい状態でした。
原因は採算性です。
特に交通量の少ない道路では
ガスステーションに入る人が少ないことや、
ハイブリッドや電気自動車などの普及により
ガスステーションをあまり利用しなくなりつつ
あることから採算が合わず撤退しているのが現状です。
現状において人件費や家賃のかかる
不採算な場所に出店する企業はありません。
出店しても運営費用に対する売上がないため、
撤退せざるを得ません。
利便性を上げたいけれど、リスクを背負ってまで
出店できない企業との差を埋めることが
なかなかできませんでした。
◆ガスステーションの内容
<営業所>
東九州自動車道
川南パーキングエリア 上下線
<営業社>
株式会社西日本宇佐美
<燃料油ブランド>
出光興産株式会社
<営業時間>
8時~20時
<サービス形態>
セルフサービス
<面積>
1,152㎡
<同時給油可能台数>
上下線ともに4台ずつ
レギュラー4口、ハイオク4口、軽油4口
(大型向けに短時間で給油可能な
「高速給油タイプ」が上下線の軽油に
1口ずつあります。)
◆まとめ
高速道路でガス欠するとJAF等のロードサービスを
呼んで、余計な時間と費用がかかるだけでなく、
高速自動車国道等運転者遵守事項違反として
反則金9千円(普通車)と2点減点となります。
こうならないために給油量やガスステーションの
場所を確認しておきましょう。
また、電気自動車においても充電ステーションが
1基しかないサービスエリアやパーキングエリアが
多いので充電待ちが発生してしまうことが考えられます。
充電ステーションの増設もこれから問題となりそうです。
高速道路の利便性は時代とともに変化し、
その都度ニーズに応えられる対応力が
各高速道路事業者に求められています。