「やっちゃえ NISSAN」から
「ぶっちぎれ NISSAN」へ
消費者に向けてのメッセージが
シフトしました。
これは日産が行っている電気自動車と
自動運転技術への取り組みを消費者へ
アピールするブランドキャンペーンです。
◆CMでのイメージ付け
CMでは前回同様矢沢永吉さんが採用され、
消費者に旧い常識から新しい常識へと
時代の変化を楽しもうと提案しています。
日産は電気自動車と自動運転技術では
時代の先端を行っているんだよという
イメージを消費者に持たせる狙いがあります。
◆実績
日産は自動運転技術においては
高速道路同一車線自動運転技術である
「プロパイロット」という技術を
セレナやエクストレイルに搭載しました。。
電気自動車としてはリーフはもちろんですが、
ガソリンで発電して100%モーターで動かす
「e-power」という技術を
ノートe-powerに搭載しました。
ガソリンで発電するため、CO2を排出しますが、
充電ステーションが不要の電気自動車として
人気があります。
◆更なる新技術で先を行く
9月6日に発売が開始される新型リーフに
新技術である「プロパイロットパーキング」と
「e-ペダル」を搭載します。
自動駐車技術や回生ブレーキを利用した
ほぼペダル1本で加速と停止が可能になる技術を
もって他社よりも優れている点をアピールしたい
目的があります。
◆まだまだ壁は高い
日本国内における電気自動車の普及は
広がりつつありますが、
インフラやバッテリーなどの問題が山積みです。
充電ステーションの更なる拡充はもちろんですが、
太陽光などのCO2を排出しない発電システムの
技術向上も同時に求められてます。
また、バッテリーも寿命や充電時間、交換費用など
低コストでなければ消費者は率先して購入しようとは
思いません。
電気自動車の普及を妨げる壁は高くそびえ立っています。
◆まとめ
ヨーロッパではCO2排出する車の販売を禁止する
取り組みが広がりつつあります。
日本も電気自動車へシフトするとなると、
日本国内において日産が有利となります。
しかし、アメリカのテスラの電気自動車も
日本展開が進んでいることや、
トヨタとマツダの電気自動車関連での提携も
あるので、一筋縄ではいかないでしょう。
日産が選ばれるためには、消費者目線での
販売戦略が求められていきます。