2019年10月20日お昼すぎイギリスの幹線道路「A50」で赤い乗用車に銀色のシトロエンが追突する事故が発生。シトロエンのドライバーは「運転中に蜘蛛が現れて、退治しようと集中力を取られて事故を起こした」と告白。赤い乗用車は待機所に停車していただけなので無人。シトロエンのドライバーも軽傷で済み、逮捕もされなかったが警察に厳重注意の警告を受けたもよう。全世界のSNSで「犯人の蜘蛛」について議論されていて、ドライバーへの注意散漫への指摘から、蜘蛛嫌いの同情の声まで反応も様々です。
犯人は蜘蛛…でも事故処理するのはもちろん人間です
世界中で色んな論争が繰り広げられていますが、事故を起こしたのは人間です。もちろんこの事故だとシトロエンドライバーが事故処理を行わなければいけません。無人の車に追突してしまったときはどのように対応すればいいのでしょうか?
警察に連絡し被害者を探しましょう
今回の事故だとシトロエン運転手は軽傷で済んだようなので、まずは警察を呼びます。相手の車が無人で見つからない場合もありますが、捜査が始まると大半は見つかるようです。被害者が見つかり次第、共に実況見分に参加してもらいましょう。キチンと謝罪し、住所・電話番号・車種なども聞いておきます。
保険会社に連絡
警察を待っている間に保険会社に連絡しましょう。近くに在中のスタッフが来てくれることもありますし、電話で指示受けるだけのこともあります。車が動かない時も、ロードサービスの手配など基本的にはおまかせで大丈夫なケースがほとんどです
保険はどうなる?
どれだけ交通安全を守っていても予期しないトラブルは付きものではないでしょうか?今回の事故も蜘蛛が大の苦手な人にとっては不運です。例えば一度スズメバチに刺されて抗体が体内にできてしまった…なんて方が何かの手違いでスズメバチとと車に同乗していたら命の危険性だってあるのですから。
しかし、残念ながら今回の事故は車と車の【物損事故】として取り扱われます。蜘蛛に責任がないのは当然ですから。過失割合も追突事故ということもあり恐らく【100:0】でシトロエンの運転手に賠償責任が発生します。
任意保険に加入していた場合
任意保険に加入していた場合は追突事故なら【対物補償保険】が適応されることが大半でしょう。相手の破損した車両代や代車代など保険の等級は平均で3等級下がりますが支払われる可能性が高いです。また自身の怪我ですが、【人身傷害補償保険】に加入していれば治療費・通院代・入院費といった費用は任意保険が負担するケースがほとんどです。
また、主にオプションである【車両保険】に加入していたらシトロエンの修理代や、全損の場合の費用も保険会社に補償されることが多いといえるでしょう。
任意保険に加入していなかった場合
任意保険に加入していなかった場合は、強制保険の【自賠責保険】で補償されると勘違いされてる方も多くいるそうですが、物損事故では自賠責保険は使えません!今回の事故だと過失割合を考えて、相手の車の修理代・自分の車の修理代・代車の手配・車のレッカー費用など全てが実費になります!予期せぬトラブルには【任意保険】に加入していないと破産してしまうこともあるくらい、損害費用は大きいこともあるようです。
まとめ
車を運転する限りは「いつ」「どういった」事故が起きるか予測不能なこともあるでしょう。自分のせいではなくても運転をする限りは責務を守らないといけません。今回の事件から相手を守るだけでもなく自分や・家族の人生も守るために保険の加入などの対策が必要と言えるでしょう。