運転手vs飼い主!愛犬の飛び出し事故が発生!ペットへの賠償責任は?

20191028日ニューヨーク州オルバニーで乗用車と飛び出してきた飼い犬(柴犬)の衝突事故が発生。

 

運転手は何を轢いたかわからず社外に出るも車だけが凹んでいたと証言。

 

運転手は社外に戻り再び数キロ走行すると前方から異音が聞こえ再び社外へ出てバンパー付近を確認するとバンパー裏に柴犬が挟まっている状態で発見された。

 

飼い犬は肘を骨折し獣医の診断で4000ドル(約40万円)の治療費+回復までの費用はクラウドファファウンディングで費用を集めることになった。

出典:https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/11/post-13309.php

飼われているペットを轢いてしまった場合の対処法

ペットが道に飛び出して轢いてしまう可能性は海外だけではなく日本も同じです。

 

ただし日本で起きた交通事故の場合では、動物は「物」と判断されるため海外とは対応が違い、飼い主と運転手の両方で過失割合が決められることがほとんどです。

 

もし飼い犬が飛び出してきて轢いてしまったら運転手はどのように対処すればいいのでしょうか?

 

まずは警察に連絡

今回の事故のように周りに飼い主が見当たらない場合は、動物をタオルやダンボールなど素手で触らないように安全な場所に移動させて警察に連絡しましょう。

 

動物との事故といえども任意保険を使用する場合は事故証明が必要です。

 

事故証明を発行するには警察の実況見分がいるのでまずは警察に連絡を。過失割合を決める時にも使用されるのでできるだけ些細なことも伝えましょう。

 

保険会社に連絡

任意保険に加入している場合は同時に保険会社に連絡します。状況をこと細かに説明し指示を待ちましょう。

 

飼われているペットを轢いてしまった場合の過失割合

日本での飼われているペットの交通事故は「物損事故」になり基本的には慰謝料の請求などは認められない事が多いのが現状です。

 

訴訟にならない場合はペットの治療費用は自己負担し、時価に基づき運転手と飼い主の過失割合から保障額が決まるのが一般的です。

 

さらに車がペットにぶつかった際の破損も過失割合に基づき両者で負担します

 

今回の事故だと運転手側の修理費用とペットの時価を計算し、相殺する過失相殺を用いて示談するケースもあります。

 

運転手の過失比重が重いケース

しかし、運転手の過失が重いと判断されればペットの時価よりも高額な賠償命令が下されることも。実際にあった事例をもとに過失比重が重いケースを下記に記します。

その1

運転手が道路交通法を守らずに起こした巻き込み事故

その2

歩道での事故など明らかに運転手に過失があるケース

その3

ペットが静止中など、飼い主のコントロールが万全な状態

飼い主の不注意による事故の場合は、逆に運転手の過失が軽減される場合もあります。

 

まとめ

運転手にしてみたら、「リードでペットをつないでいない」「いきなりペットが飛び出してきた」などの事故は飼い主に破損費用を賄ってもらいたいと考えることも多いかと思います。

 

しかし、実際はよほど悪質でない限り運転手の前方不注意などで過失があると認められてしまうことがほとんどということが判明しました。

 

ペットは家族の一員として、高額治療をされる飼い主の目線では「運転手の責任だ!」と訴訟に発展するケースも少なくはありません。

 

ドライバーは周辺にペットをつれて歩行している人を見かけたら注意し、安全運転を心がけることが何よりの対策といえるでしょう。

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