2019年7月30日、三重県桑名市で夫婦が乗った乗用車が後ろから来た車に追突され、追突のはずみで県道脇の用水路に転落、妻(78)が死亡し夫(79)も重傷を負う事故が発生。
後ろから追突した車も事故の衝撃で近くのガソリンスタンドに突っ込み、運転していた男性(71)も首などの痛みを訴えているということです。
事故当時、加害者男性は制限速度40キロの道路で制限速度を大幅に超えるスピードで運転していたとみられています。
出典:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190730-00023621-tokaiv-soci
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広範囲に被害があった場合の対処は?
今回の事故の場合、衝突の反動で加害者はガソリンスタンドで停車し、
被害者の車は用水路に落ちてしまい、怪我を負っていたり自力では車からでることができない可能性があるため救助に向かう必要があります。
また、被害に遭ったガソリンスタンドも火事や爆発の恐れがあるため利用客を避難させ、真っ先に消防車を要請しましょう。
広範囲に被害が出ている大きな事故であれば目撃者や事故に巻き込まれた被害者も多いので、現場検証で詳しい話を警察に知らせる必要もあります。
今回の事故で追突してしまった男性は、夫婦・ガソリンスタンド・継続車両による2次被害に配慮して、適切な対応を迫られたはずです。
負傷者の救助、追突したお店への対応、継続車両を巻き込まないためのハザード点灯や三角反射板の設置など、
1人では難しい場合や怪我をしていて動くことができない場合は周辺の人や目撃者に助けを頼みましょう。
追突した側はどのような請求がくる?
この事故では夫婦の死傷による慰謝料、ダイナミック入店となってしまったガソリンスタンド店の破損被害に対する損害賠償、車の修理代など様々な請求が考えられます。
- 無くなられた女性の遺族に対する慰謝料
- 負傷者男性の治療費や入院費
- 自分の車の修理費
- (水路で)水没した相手方の車の引き取り(廃車)費用
- 相手方の車の代金の一部(事故当時の車の状態を考慮した価格)
- 双方の車のレッカー代金
- ガソリンスタンドの修繕費や賠償金
- 用水路がガソリンなどで汚染された場合は清掃費用
- 示談交渉などの場合は裁判の費用や弁護士費用
ニュースを見る限りに想定できる請求でもこれだけあるため、任意保険に入っている場合はどの費用をどのくらいの金額で負担してもらえるのかを確認する必要があります。
まとめ
ひとつの判断ミス・ハンドルミスによってこれだけの被害をだしてしまう車の運転。
スピードが出ていなければここまで大惨事になってはいなかったでしょうし、逆にもっと最悪の場合はガソリンスタンドが爆発を起こしてもおかしくない事故でした。
被害者や死傷者を出さないためにも運転には細心の注意を払い、交通ルールを守って運転することが大切です。
また、高齢者が運転する場合は身内が適切な任意保険に加入を勧め、もしもの時に備えておきましょう。