あおり運転をしない、させないためにも

雪の季節になり、あおり運転のニュースが
減っていますが、これから年度末に向かって
忙しくなる時期となります。
よって自然とあおり運転が増加するように
なってきます。

あおり運転をする方が悪いのですが、
あおり運転を受ける人にも原因があるかも
しれません。自分がしらずしらず行って
いるかもしれないのでもう一度確認を
確認しましょう。

 

◆あおり運転の対象となる行為と

  1. 車間距離保持義務違反
    車間距離が狭い
  2. 進路変更禁止違反
    急な車線変更や割り込み
  3. 急ブレーキ禁止違反
    危険性のない時の急ブレーキ

これ以外の道路交通法違反のほか、場合に
よっては危険運転致死傷罪(妨害目的運転)
などの刑罰もあるのであおり運転をする
ことはやめましょう。

 

<車間距離保持義務違反>

車間距離は速度ごとには明確な規定を
設けていません。それではどの速度の時に
どれくらい車間距離を開けることが理想と
されるのでしょうか。
よく基本とされているのは教習所の教本に
表記されたものです。

それによると
30~60km/h:「走行速度の数字ー15」
60km/h超:走行速度の数字と同じ
されています。

これはあくまでも路面が乾いている状態での
距離であり、路面状態がぬれていたり、
凍結している場合はさらに距離が伸びるので
さらに間隔を広げておく必要があります。

ここで、もう一つの疑問として距離感が
わかりづらいということも挙げられます。
破線(----)が引かれている道路に
関してはきちんと規定があります。

一般道路の破線は白線・間隔ともに5m
ですので合計で10mです。
高速道路の破線は白線8m、間隔12m
ですので豪雨系で20mです。

これを参考に車間距離を取ってみましょう。

 

<進路変更禁止違反>

進路変更禁止とは簡単に言うと車線にある
オレンジ色の線をまたいで車線変更等を
行うことです。

曲がる交差点と気づくのが遅くなり、
急に車線変更を行ってしまう人もいると
思います。

そんな時は焦らず直進して通過しましょう。
ナビを使っている人は自動で変更して
くれますし、Uターンできる場所や、
曲がれる交差点で曲がるようにしましょう。

急な進路変更は事故を起しやすいので心に
ゆとりを持った運転を心がけましょう。

 

<急ブレーキ禁止違反>

緊急性のない急ブレーキを行った際に違反と
なることです。

後続車から車間距離が近い状態などあおり
運転を受けた腹いせをに急ブレーキをかける
人もいますが、不必要な急ブレーキをかけて
後続車に追突されても自分が不利になる
ケースがあるので、煽られていると思ったら
道を譲りましょう。

また、カーブ手前でもないのに何回も
ブレーキをかけるのも後続車を不快に
させるのでやめましょう。
速度を超えてしまっていたとしても
アクセルで調節するようにしましょう。

 

◆あおり運転をうけた時の対策・うけないための対策

<110番>

もし、執拗なあおり運転を受けた場合は、
安全なところに停車して110当番をする。
同乗者がいる場合は同乗者にかけてもらう
ようにして自分が運転中に通話することは
避けてください。

実証が難しいこともあるのでドライブ
レコーダーなどで証拠を押さえておくと
いいです。
相手がけんか腰で向かってくることも
考えられますので危険を感じたら
110番するようにしましょう。

 

<ゆとり・思いやりを持った運転>

出かける際は余裕を持った運転をする
ことを心がけましょう。

また、法定速度で走る場合、もし、後ろが
早く行きそうだと思った場合は道を
譲りましょう。
法定速度で走っているから自分は悪くないと
思わず、速度を超えて走りたければどうぞ。
捕まっても知らないよ?
という気持ちで。

そして、音楽をかけて自分の世界に入って
いる人、同乗者と会話に夢中になっていたり
して周りに迷惑をかけているに気づかないと
いう風にならないようにミラーや周辺を
確認しながら運転しましょう。

 

◆まとめ

あおり運転は度合いによっては一発免停を
受ける可能性のある危険行為です。

あおり運転をしないことはもちろんですが、
あおり運転を引き起こさない運転を心がける
こともドライバーには求められています。

ドライバーだけでなく、同乗者や歩行者など
周辺への配慮ができるドライバーが
増えることでよりよいクルマ社会が
築くことができます。

 

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