2019年7月29日、茨城県つくば市の県道で、道路の左側に停車していたトラックに軽乗用車が突っ込み、トラックに荷物を積む作業をしていた女性2人が事故に巻き込まれて意識不明の重体、追突した軽乗用車を運転していた男性には怪我はありませんでした。
警察によると、女性2人女性はいずれも内装業で、近くのビルで作業した後にトラック後部で荷物を積む作業中に事故に巻き込まれてしまったようです。
事故現場は片側2車線の直線道路で見晴らしも良く、トラックは左側の車線の路肩に駐車していました。
出典:https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20190729-00000029-jnn-soci
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停車中の車にぶつけた時の事故の対処は?
今回の事故では、荷物の搬入をしている女性が大けがをしているため、追突した側の加害者は119番通報をし救急車を呼びます。
この時、女性2人は意識不明とあるので、電話を繋いだまま救急隊員の指示に従い人命救助を行う必要があります。
意識のない人は頭部を強く打っている可能性が高いため、無理に肩や体を揺さぶったりせずに救急隊の到着まで安全な場所に移動させることが大切です。
また、同時に警察にも連絡を行い、現場検証に立ち会ってもらうために目撃者や運転手を探します。
警察が到着し現場検証が行われるので、証言をした後に自分でもメモをとったり、凹みや歪み、相手の車の塗料がついている部分などの
車の破損被害を写真に残しておくことも重要な証拠となるため行いましょう。
追突車と路上駐車はどちらが悪い?
「追突事故ではオカマを掘った人が悪い」という話は有名ですが、一方で「路上駐車は違法です」という看板を見かけることもあるため、どちらの過失割合が高いのか気になりますよね。
今回の事故のように路上駐車をしている車に追突した場合、一般的には追突した車に対して100%の過失があると言われています。
そこから、停車している車の停車場所や停車状況などの条件によって路上駐車側に過失が10~20%ほど加算されます。
過失が100%の場合では、重体となった女性2人の治療費や入院費、休職中の間の給料や勤め先の内装業への賠償、車の修理代などを支払う必要があります。
ただし、任意保険に加入している場合は保険の対象は加入しているプランや会社によって変わってくるので、自分の加入している保険会社に相談しましょう。
まとめ
路上駐車への追突事故は事故件数の中でも割合は低いとはいえ、年間1,000件ほどの事故が発生しています。
車の走行中の前方不注意が良くないのは当たり前の話ですが、停車していることを知らせる警告処置がきちんとされていない場合は停車中の車にも過失割合が加算されることもあるので
不必要な路上駐車は控え、停車させる場合は見晴らしのいいスペースの空いた場所に停車させましょう。