警察庁は2017年9月21日~30日までの10日間、
秋の全国交通安全運動が行われ、期間中に発生した
交通事故の発生状況を公表しました。
◆交通事故発生状況
交通事故発生件数は減少しました。
それに伴い、死傷者数も減少しました。
<発生件数>
今年の交通事故発生件数(概数)は12,837件で
去年の13,619件より減少しました。
<死者数>
今年の死者数は94名で去年の103名より減少しました。
<負傷者数>
今年の負傷者数(概数)は15,735名で去年の16,927名より
減少しました。
◆交通死亡事故
<年齢別>
年齢別では若年層の死亡事故は減少しましたが、
50歳以上の方の死亡事故は72名から67名から
5名増加しました。
<状態別>
状態別では自動車乗車中の事故は去年と同じでしたが、
自動二輪乗車中の事故が増加しました。
また、同乗者の死亡者数は減少しましたが、
ドライバーの死亡者数が増加しました。
<時間帯別>
死亡事故は日中の高齢者ドライバーが増加しました。
<シートベルト着用有無>
シートベルト着用して亡くなった方はドライバーと
同乗者を含め11件で横ばいでした。
シートベルトを着用していない場合の件数は全体では
14件から13件と減少したものの、ドライバーの
シートベルト非着用による死亡者数は8名から12名と
増加しました。
◆飲酒運転による交通事故件数
今年の発生件数は64件発生し、うち2件死亡事故が
発生しました。
去年の88件よりも減少はしていますが、平均6件/日の
ペースで発生しています。
※10月2日発表時点の数値であり、今後増減する可能性が
あります。また、飲酒運転と確定できないものは
除かれています。
◆高速道路における死亡事故件数
高速国道および指定自動車専用道路における
件数は3件で死亡者数は5名でした。
去年は9件で死亡者数が10名でしたので、
半数以下に減少しました。
◆推移
交通事故件数・死亡者数はここ10年の間では2010年を
ピークに減少傾向となりました。
◆まとめ
交通事故発生件数が減少していることは喜ばしいこと
ですが、秋の全国交通安全運動期間は毎年行われている
にも関わずシートベルトの非着用だったり飲酒運転をして
事故を起している人が後を絶ちません。
シートベルトも飲酒運転も自分だけでなく周りの命に
関わるものです。
シートベルトは着用する。飲酒運転は絶対にしない、
させないということを自分にも周りにも再認識させて
いきましょう。