2017年12月11日に日本カーオブザイヤーが
発表されました。
今年の顔となる1台が決まりました。
選考委員60名が選ぶ今年の1台は
どのメーカーのクルマだったので
しょうか。
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◆久しぶりに海外のクルマが受賞
今年は久しぶりに海外の車種が
日本カーオブザイヤーに選ばれました。
選ばれたのはボルボのXC60です。
大抵の選考委員がこのXC60に票を投じたため
ダントツ1位での受賞となりました。
海外のクルマが日本カーオブザイヤーに
輝いたのは2013年のフォルクスワーゲンの
ゴルフ以降2回目です。
<受賞理由>
「扱いやすい手頃なサイズのボディに現代の
SUVに求められる快適性、機能性、運転の
楽しさなどの要素を高い次元でバランス
させた。そして、いかにも北欧デザインと
感じさせる美しい内外装と、
そのクオリティの高さは見事。
さらにボルボらしい安全装備の充実ぶりも
素晴らしい。
また、プラグインハイブリッドを含む豊富な
パワートレーンを用意したことも高く
評価した。」とのことです。
簡単にいうとボルボらしさを失うことなく
機能性、快適性などが追及されていたことが
受賞の理由として挙げられていました。
ちなみにXC60の寸法は以下の通りです。
全長:4,690mm
全幅:1,900mm(T6は1,915mm)
全高:1,660mm
国産の5人乗りSUVより幅はあるものの、
長さと高さにおいては小さくなっています。
XC60に続いて2位を獲得したのはBMWの
5シリーズ/ツーリングです。
3位にトヨタのカムリと続きました。
開票の序盤はカムリが先行するも開票が
続くにつれて上位2車種に抜かれて
しまいました。中盤ではスイフトと
N-BOXがカムリに追いつく場面も
ありましたがカムリが逃げ切りました。
<日本カーオブザイヤー獲得票数>
メーカー | 車名 | 獲得票数 | |
1 | ボルボ | XC60 | 294 |
2 | BMW | 5シリーズ ツーリング |
242 |
3 | トヨタ | カムリ | 232 |
4 | スズキ | スイフト シリーズ |
210 |
5 | ホンダ | N-BOX/ カスタム |
189 |
6 | レクサス | LC | 115 |
7 | アルファ ロメオ |
ジュリア | 89 |
8 | マツダ | CX-5 | 83 |
9 | シトロエン | C3 | 35 |
10 | フォルクス ワーゲン |
ティグアン | 11 |
◆その他の賞
<イノベーション部門賞>
受賞した車:トヨタ プリウスPHV
受賞理由:PHV車の中でも2モーターを
採用し、それをきちんと制御したことで
低燃費の実現できたこと。
さらにソーラー充電も実用化させたこと
などが受賞した理由とされています。
<エモーショナル部門賞>
受賞した車:レクサス LC
受賞理由:デザインはもちろん
ハイブリッド車、V8ガソリン車ともに
走る楽しさを感じさせたという点が
評価され受賞しました。
<スモールモビリティ部門賞>
受賞した車:ホンダ N-BOX/カスタム
受賞理由:軽自動車最大級の広さ、
機能面での使い勝手、操作性、安全性能の
標準装備とあらゆる面で評価されました。
<日本カーオブザイヤー事項委員会特別賞>
今年は2つ選出されました。
〇トヨタ自動車
「ハイブリッド車グローバル累計販売
1,000万台突破」
1997年から世界初のハイブリッド車
プリウスを発売し、今年で20周年を迎えた
トヨタがハイブリッド車における世界累計
販売台数が1000万台を突破した功績を
称え受賞しました。
〇佐藤琢磨選手
2017年5月に世界三大レースの一つで
あるインディアナポリス500マイルレースに
おいて日本人初優勝という偉業を成し遂げた
功績を称え受賞しました。
◆まとめ
今回はボルボXC60が受賞しました。
ボルボが受賞して喜んだ方、なぜ?と
思った方いらっしゃると思います。
ちなみにXC60は価格が約600万円~です。
この値段は3位のカムリと4位のスイフトが
1台ずつ買えちゃいます。
思い切って買おうと思える金額ではない
ことや、あとあと売却を考慮する際には
かなり安くなっていることでボルボが
避けられる一因となっています。
安全面では海外メーカートップクラスで
魅力的です。乗りつぶすことを考えて
いるのであれば是非購入したい1台と
なっています。
カーオブザイヤーを受賞し、今後ボルボの
車種が注目され、購入者が増えれば値下がり
幅も少なくなってくるかもしれませんね。
実際に試乗して回るということは大変なので
できませんが、これを期に一度ボルボの
ディーラーへ足を運んでみてはいかがで
しょうか。