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トールタイプ軽自動車の先駆けと言えるダイハツが販売する「タント」
現行モデルは2013年10月に販売されて、2018年10月をもって5年をむかえています。
最大のライバルであるN-BOXは、2017年にフルモデルチェンジを行い販売台数に大きく差が開けられている現状となっています。
当初は2018年に新型タントが販売予定でしたが、2019年に予定がずれ込んでいます。
販売を先延ばしにした理由の一つとして本格的なハイブリッドシステム採用のためとの情報もありますので、今回は2019年に販売予定の次期タントについて情報まとめてみました。
▼ダイハツ新型タントの変更点
- 最新プラットフォーム「DNGA(ダイハツ・ニューグローバルアーキテクチャー)」を採用し、室内空間を拡大
- 軽自動車初のEV走行可能なフルハイブリッドシステムを採用
- ピラーレスドアを継続採用し、開口部を拡大
- 先進システムにより、安全性能を向上
ダイハツ新型タントのボディサイズは?
新型タントのボディサイズは、現行モデルで軽自動車規格いっぱいまでつかった全長と全幅になっているため大きな変更はありませんが、最新の「DNGAプラットフォーム」を採用することで、重心を下げふらつきを減少、床面の位置を低くすることで室内空間も拡大します。
また、低床化により子供や高齢者が乗り降りしやすくなることで、タントの大開口ドアがさらに使いやすく仕上げられます。
▼参考:ダイハツ・タントのボディサイズ(現行モデル)
- 全長×全幅×全高:3395×1475×1750mm
- 室内長×室内幅×室内高:2200×1350×1365mm
- ホイールベース:2455mm
- 車両重量:920kg
- 乗車定員:4人
ダイハツ新型タントのスペック・パワートレインは?
▼ダイハツ新型タントのスペック
- 【自然吸気(NA)エンジン】
直列3気筒660cc
出力:52ps/6.1kgm - 【ターボエンジン】
直列3気筒660ccターボ
出力:64ps/9.4kgm - 【ハイブリッド】
直列3気筒660cc+電気モーター
エンジン出力:52ps/6.1kgm
モーター出力:40ps/10.5kgm - トランスミッション:CVT
- 駆動方式:FF/4WD
- 使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
新型タントのパワートレインには、先にフルモデルチェンジしているダイハツ「ミライース」で採用された改良を盛り込んだエンジンとハイブリッドが搭載されます。
ハイブリットの出力を見てみるとトルクが1.5倍程あるので、信号待ちや坂道でのモタツキ防止に一役買ってくれそうですね。軽自動車の弱点を克服できているよう期待を込めます。
▼参考:新型ミライース走行性能改良ポイント
- オルタネーターベルトのフリクションを低減してエネルギー効率を向上
- エアコンのコンプレッサーに動力損失の少ないスクロール式を採用し、日常での燃費を向上
- これまで燃費を重視していたアクセル操作に対するスロットル開度と変速線図の設定を見直し、キックダウンしたときの変速制御を最適化し、加速性能を向上
ダイハツの軽自動車用最新660ccエンジンでは低燃費性能とあわせ、より滑らかな加速感が追求され、大きなボディを持つ新型タントでも走行性能のアップがポイントとされます。
新しく搭載されるハイブリッドは、軽自動車で初めてモーターのみでの走行も可能とされ、大幅に燃費と走行性能をアップするシステムに仕上げられます。
ダイハツ新型タントの安全装備は?
新型タントの安全装備には、ダイハツの最新安全システム「スマートアシストⅢ」が搭載されます。
スマートアシスト3は、車両のほか、歩行者の検知に対応した自動ブレーキ機能などを搭載。
あわせて、先に改良されたミライースで軽自動車初採用されたフロント2カ所、リア2カ所にコーナーセンサーを装備し、メーター内の表示とブザー音で障害物との接近具合を表示。より高い安全性と運転のしやすさが追求されます。 最近は、誤操作による事故が多発しているので少しでも無残な事故が減る世の中になって欲しいですね。アクセルとブレーキを踏み間違える事により尊い命が奪われてしまいますから。
ダイハツ新型タントの燃費は?
▼新型タントの燃費と比較
- 新型タント:35km/L(予想値)
- ※参考
ホンダN-BOX:27.0km/L
スズキスペーシア:30.0km/L
日産デイズルークス:22.2km/L
ダイハツタント(現行モデル):28.0km/L
現在のタントの燃費値は最高28.0km/Lとなっていますが、新型タントではハイブリッドの採用により35km/Lにアップするとみられています。
現在このクラスで販売台数トップになっているホンダN-BOXは、最新のフルモデルチェンジでも27.0km/Lと燃費にこだわらない独自路線を選択していますが、スズキスペーシアは30.0km/Lと上になっています。
ダイハツは「e:S(イース)テクノロジー」として、エンジン効率向上、CVTと車両の軽量化、走行抵抗低減などにより燃費を改善してきましたが、2017年5月にフルモデルチェンジした最新のミライースでは燃費値を35.2km/Lと前型から維持し、加速性能や実燃費をユーザーに訴える方向性に変更しています。
新型タントでは燃費と走行性能を両立し、サイズの大きい軽自動車で低下しやすい実燃費の改善幅は体感しやすいものになりますね。お財布にやさしくて、実用性があり利便性がいい。そんな車をユーザーは求めていると思います。