車に乗ると必ず加入するのが自動車保険です。車を買った時に合わせて加入しますが、自動車保険についてどれぐらいご存知でしょうか?
今回は、自動車保険の基礎知識について改めてご紹介します。これから車を買って自動車保険に加入しようとすることはもちろん、自動車保険料の見直しなどを検討している方にもおすすめの内容です。
そもそも自動車保険って何?
そもそも自動車保険とはどのような保険なのでしょうか?
車に乗る時に必ず加入するのが自賠責保険と呼ばれています。
車検を通した時に合わせて加入するもので強制保険とも言われて、自賠責保険に加入していない車に乗っただけでも法律違反となり罰則を受けることになります。
自動車保険にはもう1つ任意保険と言われる保険があり、これは一般的に自動車保険と呼ばれてます。
先程ご紹介した強制保険とは違い任意なので加入義務はありませんが、強制保険ではカバーしきれない補償金額をカバー出来ます。
自動車保険の種類はこんなにある
それでは、この自動車保険にはどのような種類があるのでしょうか?
自動車保険には大きく分けて以下の5つがあります。
・強制保険=自賠責保険
・SAP=自家用自動車総合保険
・PAP=自動車総合保険
・BAP=一般自動車保険
・ドライバー保険=自動車運転者損害賠償責任保険
自賠責保険は必ず入る必要がありますが、その他4つは任意保険なので、加入は車を持っている人の意思によります。
強制ではないなら入らなくてもいいという考えもありますが、それぞれ補償される内容も異なりますので加入しておくことをお勧めします。
ちなみに、それぞれの種類には細かく補償される内容が決まっていて、対物賠償や対人賠償、自分で車をぶつけた時の自損事故など補償されます。
気になる自動車保険の加入率は?
任意保険は車を持っている人が加入するかどうかを決めますが、どれぐらいの加入割合があるのでしょうか?
とある自動車保険会社が調べたところ、約7割のドライバーが任意保険に加入しています。その内訳は様々ですが、人に対する賠償や物に対する賠償は7割を超えています。
また、車両保険については4割程度が加入しており、全てのドライバーが加入しているわけではありません。
この中で最も賠償金額が大きくなるのが対人賠償で、1億円を超える賠償をすることも珍しくはありませんので、加入しておくことをお勧めします。
ちなみに、任意保険の加入率は年々少しずつではありますが増加傾向にあり、強制保険では賄えない部分の保障を充実させています
掛金が安い自動車共済もある
ここまでご紹介した自動車保険は主に民間保険会社が販売している保険ですが、それ以外にも掛金を安く抑えた自動車共済もあります。
自動車共済とは、加入している組合員から相互扶助の名目で保険料を集めて、困っている組合員に与える保険です。
民間の自動車保険と大きく違う点は営利を目的としていないところで、そのぶん保険料が一般の自動車保険よりも安く抑えられています。
掛け金が安いぶん補償内容が薄いと言われる思いがちですが、一般の自動車保険と補償内容に大差はありません。
そのため、最近では共済自動車共済に加入する人も増えてきていますので、新しく自動車保険に加入しようとしている方は検討してみる余地はあります。
自動車保険の基礎を学んで安全運転を
今回の記事を参考にして、自分に合った自動車保険を探すのはもちろん、安全運転にも活かしてみてはいかがでしょうか?