アイキャッチ出典:https://toyota.jp/crown/design/?padid=ag341_from_crown_navi_design
新型トヨタ・クラウンでは、これまで存在した「ロイヤル(豪華)」「アスリート(スポーティー)」「マジェスタ(ロングホイールベース)」というバリエーションを統合してすべて「クラウン」へと集約し、そのかわりラインナップは「標準ボディ」「RS系」といった分け方へと変更。
なおRS系には連続可変ダンパー(AVS)が採用され、ドライブモードはeco、comfort、normal、、sport、sport+の5段階切り替えが可能(標準ボディはeco、normal、sportの3つ)。
B(2リッターターボ)245馬力
S(2リッターターボ、2.5リッターハイブリッド、2.5リッターハイブリッドE-four、3.5リッターハイブリッド)226馬力
S・Cパッケージ(安全装備充実、2リッターターボ、2.5リッターハイブリッド、2.5リッターハイブリッドE-four)226馬力
G(豪華仕様、2リッターターボ、2.5リッターハイブリッド、2.5リッターハイブリッドE-four)
Gエグゼクティブ(最高級、3.5リッターハイブリッド)359馬力
RS(2リッターターボ、2.5リッターハイブリッド)
RSアドバンス(2リッターターボ、2.5リッターハイブリッド、3.5リッターハイブリッド)
新型トヨタ・クラウンのパワートレーンは?
新型トヨタ・クラウンのパワートレーンは「4つ」用意され、下記の通り。
2リッターエンジンは先代からの改良型、2.5リッターはカムリと同じユニットで、3.5リッターV6はレクサスLS/LCと同じものだとされています。
(2)2.5リッター直4ダイナミックフォースエンジン+HV(ハイブリッド、無段変速)
(3)2.5リッター直4ダイナミックフォースエンジン+HV(ハイブリッド、無段変速)+ E-four
(4)3.5リッターV6直噴エンジン+HV(マルチステージハイブリッド、疑似10段変速)
新型トヨタ・クラウンのプラットフォームは?
基本はTNGAで、レクサスLSに使用されているGL-Aをクラウン専用にアレンジ(全幅1800ミリに抑えた)した”GL=Aナロー”。
すでにプリウスやC-HR、もちろんレクサスLSでも高いポテンシャルが証明されているプラットフォームですが、今回トヨタはこれに可変連続サスペンション(RS)やE-Fourを組み合わせ。
とくにE-Fourについては最新の「Dynamic Torque Vectoring AWD(ダイナミックトルクベクタリングAWD)」だと思われ、これは従来のE-Fourに比較して後輪の駆動力が30%増しとなり、前後はもちろん左右でのトルクベクタリングが行えます。
つまり外輪の駆動力を強めることで無理やりクルマを曲げたり、後輪のトルクを増して「後輪の駆動力でクルマを押し出してFRのように」曲がる事が可能になります。
新型クラウンの外観は?
トヨタによると、「低くワイドな構えが、新たな躍動を予感させる。」「目指したのは、クラウン史上最高にスポーティなデザイン。」「日本最適サイズでありながら、力強いスタンスと存在感。」「低く伸びやかなサイドプロポーションは、ドライバーズセダンの証。」「1つひとつの面質にも徹底してこだわり、気品も兼ね備えた一台へ。」
トヨタが強調しているのは「クラウン初の6ライト(ウインドウ)」。
これはレクサスLSでも採用されたものですが、サイドから見たときにCピラーを細く(そのためCピラー上の王冠はなくなった)、キャビンをコンパクトに見せることでスポーティーなイメージを与えるデザイン手法。
トヨタは新型クラウンについて「4ドアクーペ風」としているものの、カムリやレクサスLSほど「クーペっぽく」はなく従来のクラウン好きにも好まれるデザインとなっていると思います。
新型トヨタ・クラウンのインテリアを見てみよう。
インテリアについて、トヨタが主張するのは「シンプルでモダンなインテリアと運転しやすさを追求した開放的なドライバーズスペース。」「疲れづらさを追求したシートが約束するのは、快適なロングクルーズ。」「すべては、所有する歓びを高めるために。」「細部にまで、感性品質へのこだわりを。」。
実際に手に触れる部分には上質な素材を使用したり、レクサスで培った「感性に訴えかける」つくりがなされているようです。