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ついにあの名車が復活!?
トヨタは、米国東部時間1月14日、米国ミシガン州デトロイト市で開催中の北米国際自動車ショーにて、新型スープラを世界初披露しました。スープラの魅力を少しでも伝えられたらと思います。
スープラとは?
2002年に生産終了してから17年ぶりの復活となる。初代スープラが1978年に誕生して以降、どの世代でも直列6気筒エンジンを積んだFR車は共通で日本の誇るスポーツカーの代表格です。新型スープラは、TOYOTA GAZOO Racingが展開するスポーツカーシリーズ「GR」初のグローバルモデルになります。新型は「ホイールベース」「トレッド」「重心高」の3つの基本要素にこだわり、ピュアスポーツカーにふさわしいハンドリング性能を実現しているとの事。スープラのエンジンは直線番長といわれたアリストにも搭載されていましたね。
内装について
赤と黒を基調として、近代的かつスポーティーな仕上がりとなっていますね。シフトノブあたりのカーボンも高級感とスポーティー感を引き立てています。内装はさすがトヨタといった感じで上品ですね。
シートもバケットタイプで運転中しっかりとホールドしてくれそうですね。シートデザインもすごく上品で高級感があります。
外装について
やはりデザインはレクサスRCなどに似ているのかなと思います。フロント周りは個人的には少し寂しい印象を受けますね。個人的には少しごつめの方が好きです。
リア周りもやはりレクサス系統のデザインですね。トランクの盛り上がりのラインがなんとも特徴的ですね。
パワートレインについて
グレード名 | RZ | SZ-R | SZ |
---|---|---|---|
排気量L
|
2.998 | 1.998 | |
エンジンレイアウト | 直列6気筒 | 直列4気筒 | |
過給 | ツインスクロールターボ | ||
トランスミッション | 8速スポーツAT | ||
駆動レイアウト | FR | ||
乗車定員人
|
2 | ||
最高出力kW[PS]/rpm
|
250[340]/5,000-6,500 | 190[258]/5,000-6,500 | 145[197]/4,500-6,500 |
最大トルクN・m[kgf・m]/rpm
|
500[51.0]/1,600-4,500 | 400[40.8]/1,550-4,400 | 320[32.6]/1,450-4,200 |
0-100km/h秒
|
4.3 | 5.2 | 6.5 |
車両重量kg
|
1,520(社内測定値) | 1,450(社内測定値) | 1,410(社内測定値) |
全長mm
|
4,380(社内測定値) | ||
全幅mm
|
1,865(社内測定値) | ||
全高mm
|
1,295(社内測定値) | 1,290(社内測定値) | |
タイヤ | FR 255/35R19 RR 275/35R19 |
FR 255/40R18 RR 275/40R18 |
FR 225/50R17 RR 255/45R17 |
ホイールベースmm
|
2,470 | ||
FRトレッドmm
|
1,594 | 1,609 | |
RRトレッドmm
|
1,589 | 1,616 |
歴代スープラに採用されてきた直列6気筒エンジンの伝統を継承し、直6 3.0ℓツインスクロールターボエンジンを搭載しています。最大トルク500N・mを、エンジン回転数1600rpmという低回転で発生し、アクセルペダルの操作に応じた思い通りの加速が味わえる最高の作りとなっていますね。
直列4気筒エンジンは、チューニングの異なる2つの2.0ℓツインスクロールターボエンジンを設定し最高出力190kW(258PS)というハイパフォーマンスを実現した、軽快なスポーツ走行を楽しめるエンジンと、145kW(197PS)を発揮する、街中から高速道路まで爽快なドライビングを気軽に味わえるエンジンになっています。直列4気筒エンジンでも十分スープラの良さを体感できそうですね。
ボディ剛性へのこだわり。
やはり、スポーツ走行する上で、ボディ剛性は不可欠です。剛性が低いと思い通りの操作ができないといったことに繋がりますからね。そこはどうなのでしょうか?
なんとアルミニウムと鉄を用いた骨格構造と、異なる素材同士の接合強度を追求したことで、86の約2.5倍ものボディ剛性を実現しました。CFRP(炭素繊維強化プラスチック)キャビンを採用したレクサスLFAをも上回ってしまっていうから驚きですね。
その他走行性能は?
重心高にも徹底的にこだわり、水平対向エンジンを搭載した86よりもさらに低い重心高を実現している上穂ホイールベースは、2シーターにすることにより86よりも100mm短い2470mmを実現できホイールベースとトレッドの比は1.55という、他の量産スポーツカーと比較してもトップレベルの小さい数値を達成しており、優れた回頭性を実現できたとの事。いかに操作性がいいかが伺えますね。
価格はどうなるの?
もうひとつ気になるのは、価格です。
現時点においては、日本仕様の価格は公表されていません。しかし、すでに価格は発表されたアメリカ仕様(6気筒モデルだけを設定)ではベースグレードが4万9990ドル(約545万円)からで、驚くことに同じエンジンを積む「Z4」のベースグレード(6万4695ドル)より150万円以上安い設定。これは驚きです。
アメリカの販売価格は日本より安く設定されるのが通常で、日本ではそこに消費税が加算されての表記となるうえに6気筒モデルは装備が充実するので「RZ」は650万円以上の価格になると推測できます。なかなか手が届かないというのが正直なところです。
ところで、6気筒と4気筒をラインナップするBMW 4シリーズの日本でのプライスリストを見ると、6気筒に対して4気筒のベーシックエンジンの価格は約250万円安い設定です。その法則を当てはめると、日本においては4気筒エンジンのベーシックグレード「SZ」であれば、400万円台もあながち的外れな予想価格とはいえません。
多田氏は「『高いんでしょ?』とよく尋ねられますが、86に乗っていた人が手の届く範囲の価格にする」と答えています。
はたして「手の届く範囲の価格」がどのくらいなのか、貯金をしながら日本発売まであと数ヶ月待ちましょう。