わざわざ水道やスポンジ、ブラシや洗剤、洗車の後に欠かせない水拭き用タオルなどを準備して行うセルフ洗車。自慢の愛車を大事にしている人はもちろんですが、コイン洗車場の混雑による待ち時間が勿体ないと感じている人もセルフ洗車を行っていると思います。確かにセルフ洗車は自分の気に入るまで十分に洗車を楽しむ事が出来ますが、時間と労力が掛かるのも事実です。そんな時に活躍するのが洗車機です。ここでは、洗車機に関する豆知識を色々とご紹介します。
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洗車機が誕生して約60年経つ
スイッチ一つで車を綺麗にすることが出来る洗車機ですが、日本で初めて洗車機が誕生したのは終戦直後の名古屋市でした。
終戦直後で物資が少ない中でも開発した人は、洗車用のブラシに「釣り糸」を使って代用しました。
その後、カマボコと呼ばれるブラシ付洗車機が誕生したり、スイッチを搭載した全自動型の洗車機を開発したりと洗車機にも長い歴史があります。
現在では日本中のガソリンスタンドで車を洗っています。ちなみに、海外でも日本製の洗車機の需要は高いので、日本で役目を終えた洗車機は海外で活躍しています。
洗車機でも洗えない部分がある
車を移動させた後にスイッチを入れるだけで洗車が出来てしまう洗車機は、忙しい現代人にピッタリな洗車用の機械です。そんな便利な洗車機ですが、車の全てを洗ってくれるかと思いがちですが実はそうではありません。
一般的な洗車機は車を洗うためのブラシをプラスティックや布、またはスポンジなど様々な種類を採用しています。また、強力なモーターを使いブラシを回転させて、洗剤を吹き付けた後にブラシを車に当てて汚れを落としていきます。この時に回転しているブラシはボディや天井、ドアミラー付近などを洗っていきますが、どうしても洗車機の構造上ブラシが届かない部分があります。
具体的にはボディの下回りやドアミラーの下側、さらにはトランクを開けるドアの裏側などがそれらに該当しています。これらの部分の洗浄には、スポンジやブラシなど手で洗う事になります。
また、洗車機のブラシは早い回転力で汚れを落とすためボディに傷がつきやすいデメリットもあります。
洗車機で洗えない車は無い
そんな洗車機ですが、実は様々な種類がある事も特徴です。
ガソリンスタンドにある一般的な洗車機よりも高さがあり、幅も広い業務用の洗車機もあります。
これらの業務用洗車機を使って洗車するのは大型トラックや観光バス、路線バスやダンプカーなど特殊な車が多いです。
また、ダジャレではありませんが軍隊が持っている戦車も洗車機で洗う事があります。