車の洗車と言えばガソリンスタンドにある定番の洗車機。でも、洗車機にもたくさんの種類があることはご存知でしょうか?
洗車機と聞くと
・車に傷がつくのでは?
・そもそも洗車機の使い方がわからない
といった意見も多いはず。そこで、洗車機の種類から使い方、メリット、デメリットまで徹底的にご紹介します。
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洗車機の種類
ガソリンスタンンドにあるコイン洗車機は主に3つの種類に分けられます。
・門型洗車機
・ドライブスルー型洗車機
・高圧洗車型洗車機
一つずつご紹介しますね。
門型洗車機
門型洗車機とは洗車機本体にパネルがあり、水洗いやシャンプー洗車、ワックス洗車などのコース選択や車種や付属品の有無といった選択操作を行うことができます。
狭いスペースに設置することができ、ガソリンスタンドで多く見られるのがこのタイプでしょう。
ドライブスルー型洗車機
洗車機の手前に操作パネルがあり、信号や音声案内に従って車を動かすタイプです。
洗浄、すすぎ、乾燥は全自動で行われますが、すすぎが終わった水はエアーで飛ばすだけのため、綺麗な仕上がりにするためには洗車後に拭き上げスペースに移動し、備え付けの布を使って自分で拭き取る必要があります。
高圧洗車型洗車機
高圧洗浄型は洗浄から吹上まで全て自動で行うタイプで、専門の洗車常によく見られます。上記2種類に比べ洗車作業に労力が必要ですが、車の下部まで丁寧に洗うことができます。
ブラシの種類
洗車機のブラシによって車の洗車傷のつきやすさも変わります。そのため、洗車をする前に洗浄ブラシの素材を確認しましょう。
プラスチックブラシタイプ
多くのガソリンスタンドや洗車場で使用されており、古いタイプの洗車機で使用されていることが多いです。
プラスチック製のブラシは毛先が硬く、前い洗車していた車の泥や砂が付着していることが多く、それが原因で車体に傷をつけてしまうというデメリットがあります。
現在は洗車機の更新が進んでいるためにあまり見かけることは少なくなりましたが、古いガソリンスタンドの洗車機などで現役で使われていることがあるため、注意が必要です。
ゴム・布・スポンジタイプ
現在の主流のブラシで、布とスポンジが取り付けられています。そのため車を傷つける可能性は減りましたが、それでもリスクは存在しています。
そのため、洗車する前にはしっかりと車体表面の砂を落とし、ブラシで巻き込まないようにしておきましょう。
ノンブラシ
ガソリンスタンドで洗車機を使用する場合は、高圧の水流で車体を洗う「ノンブラシ」洗車機を使用して洗車傷の原因となる砂粒をしっかりと落とし、店員さんに手洗いで洗車してもらうという方法もあります。
料金はその分高くなりますが、古い洗車機を利用して車に傷をたくさんつけるよりもはるかに綺麗に仕上げることができます。
また、ガソリンスタンドによっては最初から店員さんに高圧洗浄機で砂粒を落としてくれるサービスがあることろも存在するため、一度確認してみることをおすすめします。
洗車機で洗車する時のポイント
簡単に早く洗車ができる洗車機ですが、使用する際にはいくつかのポイントがあります。
・装備品選択をしっかり押す
・ひどい汚れは前もって洗う
まず、洗車コースを選択する操作盤には「装備品選択」があり、スポイラーやフェンダーミラー、リヤミラーなどの畳むことができない装備品は、破損防止のために必ず選択するようにしましょう。
また、洗車場にはバケツとブラシが用意されているところがあるため、ホイールや、細かい汚れは洗車機で落とすことができないため、事前に予洗いをしておくことをおすすめします。
さらに細かい砂なども事前に落とすことで洗車機で細かい傷をつけることを防ぐこともできます。
洗車機のメリット
洗車機のメリットは、以下の3つといえます。
・時間がかからない
・楽にできる
・環境にいい
機械で洗った後の拭き上げの時間を考慮しても、手洗い洗車の半分以下の時間で終了するうえ、水や汚れで服が汚れる心配もありません。また、手洗い洗車に必要な水の量は手洗いの約3分の1程度のため、環境面でも優しくなっています。
洗車機のデメリット
反対に、手洗い洗車のデメリットは、
・きめ細かく洗車できない
・ボディが傷つきやすい
という点があります。
もちろん手洗い洗車に比べると洗いきれない部分が出てくることもあります。機械で洗うため、力加減が調整できないため、どうしてもボディに傷がつきやすいというデメリットがあります。
洗車機の使い方
洗車機は操作ボタンもたくさんあり、初めて洗車機を使用するときは操作が複雑に見えるかもしれません。しかし慣れてしまえばとても簡単に行うことができるため、洗車機の使用方法をご紹介します。
車を停めて、コースを選ぶ
まずは洗車機の前に車をまっすぐ停車し、洗車機の前のラインに沿って車を動かします。
次に洗車機の操作盤で洗車コースを選択し、料金を投入します。
洗車する
コースを選択したら、いよいよ洗車となります。車を停止位置まで移動させ、ミラーをたたんでサイドブレーキをかけてエンジンを切って停車します。
この時窓が空いていないか、アンテナが出ていないかを確認するようにしましょう。
準備ができたら、自動で洗車機が動き始めるため、あとは洗車が終了するまで待つだけとなります。
終了したら、エンジンをかけて前進してください。
この時、水滴が残っている場合には拭き上げ場所に行って備え付けのタオルで吹き上げることもできます。
まとめ
一見操作が難しそうな洗車機でも使い方がわかると意外と簡単にできます。
ただし、便利な洗車機も正しく使わないと車を傷つけてしまうこともあるため、ポイントを押さえて正しく使えるようにしましょう。