地震や台風、水害など自然災害が多い日本。そんな中平成最大の水害として大きな問題になっているのが「平成30年豪雨」です。九州・中四国・近畿・中部地方を中心に起きた水害は大きな被害をもたらしています。その中で車検についての猶予処置が取られる事になりました。今回はそれについてご紹介します。該当の地域の方は必見ですよ。
豪雨で被害を受けた車が対象
平成30年豪雨は、7月6日~8日を中心に発生した集中豪雨で多くの死者・行方不明者を出しています。
これまでの集中豪雨と異なり、被害を受けた範囲が大きい事も特徴で、九州や中四国などの西日本を中心に被害を受けました。特に被害が大きかったのは中国地方で、広島や岡山などでは長期間の断水や停電が発生しています。
また、道路などのインフラも被害を受けていて、通勤や通学、生活物資の輸送など影響は広範囲に広がっています。
今回の車検猶予措置は豪雨で被害を受けた方を対象にしており、対象の車が膨大で正確な数は把握出来ていない状況です。
対象地域も当初から拡大された
具体的な猶予措置は、今回の豪雨で被害を受けた住所を本拠地にしている場合で、これらの地域では車検を受ける事も困難な地域が多いです。そのため、車検の有効期間を8月に延長する事が決まりました。
併せて対象地域も当初から拡大されました。当初の対象地域は広島県呉市・安芸郡坂町・愛媛県大洲市・西予市野村町でした。
追加で対象となった地域は以下の通りです。
・広島県
広島市(東区・南区・安芸区・安佐北区)、安芸郡(熊野町・府中町・海田町)、竹原市、三原市、尾道市、福山市、江田島市、東広島市
・岡山県
倉敷市、岡山市東区、総社市、高梁市、都窪郡早島町、小田郡矢掛町
・愛媛県
宇和島市吉田町
該当地域の方は車検期間を確認してみてはいかがでしょうか?
気になる場合は問い合わせを
土砂崩れや崩落、浸水などで被害の全容が判明していない状況が続いているので、最終的な被害額は現時点では不明ですが、被害はさらに広がる可能性があります。それに伴って車検延長措置が適用される地域も広がると予想されます。
いずれにしても、対象地域の方は陸運局などに問い合わせてみる事をおすすめします。
車検の前に点検も
車検期間が延長される事で、それなりの費用が掛かる車検を先延ばし出来るのは被災された方にとっては朗報です。しかし、車検以外にも浸水などで車が被害を受けた方も多いです。車検の前に整備工場に点検へ行く事もおすすめします。