自動車整備振興会連合会は2017年は
分解整備業の実態調査結果の概要を
発表しました。
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◆総売り上げが回復
<総整備売上高>
平成28年と比較すると900億円増加し、
5兆4875億円となりました。
専業では1兆9947億円で1%増、
兼業では6611億円で1.2%増、
ディーラーでは2兆6147億円で
3.1%増しています。
専業:
(売上に占める整備事業の割合が
50%を超える企業)
兼業:
(売上に占める整備事業の割合が
50%を超えない企業)
◆整備業界回復傾向
<整備要員数・整備士数>
整備要員の数は399,717人で前年比0.2%減と
なりましたが、うち整備士数は336,360人で
前年比0.5%増となりました。整備士数は
減少傾向でしたが、平成29年は久しぶりに
増加となりました。
女性整備要員数は523人、整備士は27人の
減少となりました。
現在女性が整備に関わる方はまだ少なく、
整備要員数は4.5%、整備士数は3.2%と
なっています。
<整備要員平均年齢>
整備要員の平均年齢は平均で45.0歳で前年に
比べると増加しています。
専業は50.3歳で、前年に比べると
0.9歳増加しており、兼業は46.1歳で、
前年に比べると1歳増加しています。
ディーラーは35.0歳と前年に比べ、
0.2歳と増加しました。
<1人当たりの平均年収>
平均年収は387.5万円で前年に比べると
4.4万円増加しました。
専業は352.3万円で、前年に比べると、
2.2万円増額しており、
兼業は374.2万円で、前年に比べると、
6.3万円増額しています。
ディーラーは456.9万円で、
7.4万円増加しています。
◆まとめ
肉体労働が多いということもあり、
女性が少ないということもありますが、
整備に詳しくない女性が多いので
女性ならではの目線で活躍できる場と
してこれから増加してほしい業種です。
また、年収も徐々に上昇傾向にあるので
整備業界に注目が集まりそうです。