飛行機に搭載されている「ブラックボックス」
ブラックボックスとは、管制官との通信記録や操縦アクションが記録されている物で、事故が起きた時に原因究明時に大きな役割を果たす貴重なデータです。
そのブラックボックスが、現在各社が揃って開発中の自動運転車に「搭載が義務化される」事になりそうです。
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責任の所在を明らかにする事が目的
この動きが起こっているのはドイツです。
ドイツはメルセデスベンツやフォルクスワーゲンなど有名な自動車メーカーが揃っている「車大国」ですが、今回の義務化は各自動車メーカーが対象となりそうです。
情報によると、事故が発生した時の「責任の所在」を明らかにする為に、ブラックボックスを搭載させる目的が有ります。
具体的な動作については、自動運転がいつ開始されたか・手動運転がいつ作動されたかなどの記録が取れる様になります。
ハンドルを握らない代わりに座席の着席が義務化
また、ドイツ交通省(日本の国土交通省にあたる組織)が提案している新しい規制案も明らかになりました。
具体的には、自動運転車に乗るドライバーに対しては、左右確認やハンドルをずっと握るなどの安全運転の「義務が課されない」事になります。
その代わりに、事故が起こりそうな状況になった場合に対応出来る様にハンドルがある座席に座る事が義務付けられます。
この規制が与える影響としては、運転席が180度後ろへ回転し車内に乗っている人が真ん中を向いたままで目的地へ行く事が、事実上不可能になります。
飛行機に搭載されているブラックボックスと比較すると記録の量は少ないですが、事故が起こった時に「コンピューター・ドライバーどちらが運転を担当していたか」を記録し、責任の所在を残す事が大きな特徴となりそうです。
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