年末年始やお盆など、全国各地で発生するのが「渋滞」です。
道路によっては50キロ以上にも伸びる渋滞ですが、「渋滞が起こるメカニズム」を知っていたら渋滞が回避出来る方法が少しずつ分かってきました。
スピードを出している車が渋滞を作っている
そもそも渋滞が起こりやすい場所は、交通事故や工事、またトンネルの入り口などが有名です。
しかし、最近では特に事故や工事も発生していないにも関わらず、渋滞が発生しているケースが多く見られます。
その原因を調べていくと、ある調査によって意外な結果が確認されました。
他の車よりスピードを出した状態で走行している車が、自車の前を走っている集団に追いついた時に減速をします。
そうなると、ブレーキを踏みブレーキランプが点灯し、後続車もそのブレーキランプを見てブレーキを踏み、これが繰り返されます。
この事から「スピードを出している車が原因で渋滞が発生している」事が判明しました。
ハンドルを握ると性格が変わる人も渋滞の原因
この調査では併せて、ハンドルを握るドライバーの「性格」についても調査しました。
それによると、調査をしたドライバーの一部に「ハンドルを握ると攻撃的になる性格である」と回答した事が判明しました。
この様な性格のドライバーが集中する事で、「スピードを出す車や強引な割り込みなどが増えて、結果的に渋滞が増える原因となる」との調査結果も出ました。
十分な車間距離と速度を落とす事で渋滞回避が可能
では、どうすれば渋滞を回避出来るのでしょうか。
まず、自分が渋滞の原因とならない為には「前と後ろの車との車間距離を十分に開ける事」が重要です。
こうする事により、仮に前を走っている車が急にスピードを緩めたりしても余裕を持った運転が可能になり、また後ろの車にも慌てずに対応出来るだけのスペースを与えているからです。
もう一つは、「速度を十分に落とす事」です。
上記にご紹介した通り、スピードが速いと渋滞の原因になるばかりか、追突事故などのリスクが高くなり結果的に渋滞を引き起こす原因にもなります。
そうならない為にも、スピードは十分に落とす事、また「クルーズコントロール」などの一定速度を保つ機能も有効とされています。
ちなみに、オランダやベルギーなど欧州では、交通量が増加した時には「ブロック・ドライビング」という運転テクニックを使い、渋滞の発生を抑えています。
電車やバスなどの公共交通機関も渋滞回避にも繋がるので、特に車が必要でないときは活用してみるのも方法の一つと言えるでしょう。
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