「気になる商品の広告を見て、お店に行ったけど実物は違っていた」という経験はありませんか。
その場合は、その広告を出したお店に苦情を申し立てたらいいのですが、車の場合はどうすればいいでしょうか。
納車の後に判明した不具合などについて、事例を交えながら紹介していきます。
本革シートが実は合成皮革だった
・新車を買おうと色々とカタログを見ていた所、本革シートが標準装備の車を見つけたので、販売店に行って実車も確認した。その時、営業マンからも本革である内容の説明を受けた。その後、納車されて間がない時に、シートの横に糸がほつれた様な箇所が見つかった。それについて販売店へ苦情を言ったが、シートの座面と背面のみ本革で、それ以外は合成皮革であるとの説明を受けた。
今回の問題点は、カタログには「本革シート」としか記載されていない・合成皮革を使用している事は一切触れられていない・販売店の営業マンも本革であると説明をしている点です。
このケースはその後、販売店が謝罪の後に車を下取りした上で別の車へ乗り換えたようです。
カタログと実際の燃費が違う
・テレビのCMで見たエコカーに乗り換えようと思い、カタログで燃費性能も確認した上で車を買った。しかし、実際に車に乗ってみると燃費効率がカタログの半分程度しか消費しないことが分かった。
今回、考えられる問題点としては、CMでは優れた燃費性能のみアピールしていた・実際の燃費効率とカタログに記載された燃費効率に開きがある点です。
極端に燃費が悪い場合は、乗っている車に何かしらの不具合も考えられる為、販売店に相談と点検してもらうと良いのですが、それ以前に、CMやカタログに記載されている燃費消費率は、「JC08モード」と呼ばれる国土交通省が行う試験値に基づいて記載されている参考値です。
よって、実際の走行条件などによって数値は異なります。
車検整備付と記載があるのに整備費用を請求された
・中古車情報誌に、「この車は車検整備付」と書かれていたので、販売店で商談をした。その際に提示された見積書の内訳を確認した所、車検整備付にも関わらず「納車整備費用」として3万円が計上されていた。営業マンに確認をしたら「弊社は車検整備費用とは別で納車整備費用をもらっている」と返答してきた。なぜ、整備がついているのにさらに納車するだけの為に整備費用が発生するのか。
今回のケースでの問題点は、もともと車検整備費用が計上されているのに、更に納車整備費用が計上されている所が挙げられます。
「この車は車検整備付」と記載があった場合、24か月の定期点検整備の費用が販売価格に含まれていると判断出来ます。
この様な記載がある場合、買う側はこれとは別の整備費用を支払う必要はなく、また販売店側も、整備費用を請求する事は出来ません。
ちなみに、納車時の点検や車内のクリーニング費用を「納車時の準備費用」という内訳で請求する販売店も見られますが、これらの費用は車両価格に含まれているので、支払義務はありません。
今回紹介した事例はほんの一部ですが、今後、車探しをしている時または購入後に同様のトラブルに巻き込まれた場合は、消費者生活センターなどの相談窓口へ相談してみてください。
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