先日明らかになった「三菱自動車の燃費不正問題」は、他の自動車メーカーにとっては追い風となりそうです。
他の自動車メーカーとは、軽自動車市場でしのぎを削っている「スズキ」「ダイハツ」などが挙げられます。
実際、不正が明らかになって以降、三菱自動車の株価は下降を続けていますが、逆にスズキやホンダなど他の軽自動車製造メーカーの株価は上昇傾向にあります。
これらの現象からも、三菱自動車から他の自動車メーカーへユーザーが流れる事が考えられるのと同時に、ユーザーが流れる事で軽自動車市場の競争緩和も考えられます。
現在の軽自動車の販売におけるシェアは、ダイハツとスズキがそれぞれ約30%、以下ホンダが約17%などで追随している状況です。三菱自動車と日産自動車が占めるシェアは、双方を足しても約13%にとどまっています。
今後は、三菱自動車から車体の供給を受けていた日産自動車の動向が気になりますが、昨年の軽自動車税の増税に伴う販売台数の減少が続く軽自動車市場。
他の自動車メーカーがどの様な販売戦略を打ち出すかも注目です。
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