今回も、前回の続きで「自動車メーカー毎の特徴」について紹介していきます。
車選びの参考にされてみてください。
トヨタ・ホンダと並ぶ「御三家」の日産
続いて、トヨタとホンダと並んで自動車メーカー御三家とも呼ばれる「日産」です。
正式な会社の名称は「日産自動車」で、神奈川県横浜市で1933年(昭和8年)に創業されました。ちなみに社名の「日産」は、創業当時グループ持株会社だった日本産業が由来となっています。
創業した時から先進技術の開発に余念が無く、海外の自動車メーカーとの技術面での業務提携を多く結び、1958年(昭和33年)に、自車開発した「ダットサン・210型」でオーストラリア大陸一周ラリーで優勝するなど、「技術の日産」の理念は現在も根付いています。
近年は、フランスの自動車メーカー「ルノー」との資本提携により最高経営責任者(CEO)に就任したカルロス・ゴーン氏の下、積極的な車種ラインナップの発表やデザインの刷新に取り組み、その結果、販売台数における国内シェアをトヨタに次ぐ第二位に回復させました。
代表的な車種としては、「スカイライン」「フェアレディZ」などのスポーツカー、「エルグランド」「セレナ」などのミニバン、今後開発と普及が予想される電気自動車「リーフ」などがあり、軽自動車からミニバン、商用車までラインナップは充実しています。
海外で高評価が続くマツダ
次に紹介するのが、近年海外市場で高い評価を受け続けている「マツダ」です。
1920年(大正9年)に広島県で創業されました。プロ野球の広島東洋カープの事実上の親会社であり、2009年(平成21年)広島市に完成した広島市民球場の命名権を取得し、以来「マツダスタジアム」として知られています。
マツダが行ってきた事業の中で最も特筆されるのは、世界で唯一の「ロータリーエンジン」を搭載した車を開発した事です。このロータリーエンジンの開発によりマツダの知名度は世界中に知られる様になりました。
さらに、ギネスブックの認定を受けた小型オープンスポーツカーの「ロードスター」を始め、新世代技術の「SKYACTIV TECHNOLOGY(スカイアクティブ・テクノロジー)」の開発も行いました。
その技術の一つでもある、地球環境に優しい「クリーンディーゼル」などが普及した事により、さらにマツダの名前は世界中に知れ渡り、スポーティかつスタイリッシュなデザインも功を奏し、オーストラリアなどを始め、海外での評価が高水準を続けています。
代表的な車種は、先程、搭乗した「ロードスター」、SUVタイプで海外の評価も高い「CX-5」、販売以来、根強い人気があるハッチバックタイプの「デミオ」などがあります。
電気自動車や4WD技術で先進の三菱
最後に紹介するのは「三菱自動車」です。
大手家電メーカーの三菱電機を始めとする三菱グループの自動車メーカーであり、1970年(昭和45年)に「三菱自動車工業」としてグループから独立しました。自動車の製造自体は1917年に行われており、日本の自動車メーカーの中で最も歴史が長いメーカーの一つでもあります。
以前はアメリカの自動車メーカー「クライスラー」との資本提携を行っていましたが、2000年のリコール隠し事件を受けて、2005年に資本提携は解消されました。
その後、バスとトラック事業を分社化した後、モータースポーツ事業へ積極的な注力を行い、総合優勝を何度か達成するなど好成績を収めました。ちなみにJリーグの浦和レッズの親会社でもあります。
技術面では、レーシングの要素を取り入れた「ランサー」や、雪道などでも走行性能が落ちにくい4WD車の「パジェロ」、2009年(平成21年)に、リチウムイオン電池を動力として採用した電気自動車「i-MiEV」を発売するなど、走行時の条件に適応する・環境に優しい車の開発に積極的に取り組むなどしています。
また、2015年(平成27年)には車内にコンセント機能を搭載したPHEV(プラグインハイブリッド)車「アウトランダー」も発売しています。
代表的な車種は、先程登場した3車種の他に、ミニバンタイプでファミリー層から人気の「デリカ」、日産自動車との共同開発で誕生した軽自動車「ekワゴン」などがあります。
★車を買う前に、下の無料一括査定(所要時間1分)で「各買取業者の詳しい買取り査定価格」「愛車の価値と買う時期」が判明して、大きくお得をするかもしれませんよ。
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。