自動車業界でいま注目のニュースといえば日産自動車の
不正問題ではないでしょうか。
なぜ、日産自動車に注目が集まっているのかかみ砕いて
説明します。
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◆問題点
注目ポイントは「1台毎」「検査資格所有者」です。
自動車メーカーは製造した車両一台毎に完成検査を
行うことになっています。外装や内装のチェックから
足回り、走行テストまでの検査を自動車メーカーの
社内規程に基づき認定された検査資格を持った人が
行わなければなりません。
しかし、日産自動車では検査資格を持たない人も
検査を行っていたということがわかりました。
◆なぜわかったのか
国土交通省は、自動車メーカー等が適切に完成検査を
実施していることを確認するために立入検査を
実施しています。今回の立入検査を実施した際に
上記の問題点が発覚しました。
◆リコール予定車種
2014年10月から17年9月までに生産された車両が
対象で対象車種は以下の24車種です。
e-NV200
GT-R
NV200バネット
NV350キャラバン
アトラス
ウイングロード
エクストレイル
エルグランド
キューブ
シーマ
シビリアン
シルフィ
ジューク
スカイライン
セレナ
ティアナ
ノート
パラメディック
フェアレディZ
フーガ
リーフ
マーチ
ムラーノ
ラティオ
再点検を実施する既登録車は約121万台になる
とのことです。
◆他のメーカーは?
トヨタやホンダなどのメーカーは不正がないと
不正を否定していますが、過去にさかのぼり
再調査することを発表しています。
◆まとめ
人手不足などさまざまな要因がありそうですが、
クルマを作っているメーカーは安心して乗れる
クルマを作る責任があります。
せっかく購入した愛車の完成検査がずさんだったと
わかると、乗るのが怖くなりますね。
これ以降このようなことがないことを
祈りたいものです。
このような問題があると一時的に関連した車種は
オークション市場では安く取引されるケースも
あります。きちんとリコールの通知が来たら時間を
見つけてディーラーへ持っていきましょう。
リコールを受けているのと受けていないのでは査定に
響きますよ。
また、これから日産車の購入を検討されている方は
販売再開から少しの間は値引きが効くところも
あるので図々しく交渉してみましょう。
三菱の不正問題があった後に三菱の車を購入した
友人は値引きがよかったと聞いています。