「九大に無人の車がいるの本当ね?」
そんな声が聞こえてきそうな「自動運転技術」が登場しました。
早期の実用化を目指す
7月に九州大学・NTTドコモ・DeNA・福岡市は共同で会見し、九州大学伊都キャンパス(福岡市西区元岡)内で、自動運転を行うバスを使用したサービスを展開すると発表しました。
同時に、「スマートモビリティ推進コンソーシアム」を設立する事に合意したとも発表しました。
※スマートモビリティ推進コンソーシアム・・・同サービスを実現する為の組織
会見によると、ハンドル・ブレーキ・アクセル操作を運転手が行う事なく走行するシステムの開発、人工知能(AI)と通信ネットワークを利用した便利かつ安全なサービスの技術開発や実験を重ねた上で、2018年度下期に開始するともしています。
音声案内などを可能とする技術を開発予定
これから開発が予定されている技術は、見通しが悪い交差点に据え付けられたセンサーによって、車両のカメラが認識不能な人物や車を感知し、自車と遠隔管理センターに通知し安全確保に努める「路車間協調技術」、サイネージ広告を利用した「音声エージェント技術」などがあります。
今回、サービスを行う九州大学伊都キャンパスは、275ヘクタールの広大な面積を誇る私有地で、キャンパス内には毎日、歩行者、自転車やバイクが往来しています。
また、坂道や信号も多くある為、公道と同様の環境での技術実験やノウハウが溜まる事が期待されています。
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