輸入車の車検って？

輸入車を購入する際、「車体よりも維持費が高い」と言われます。

輸入車に掛かる維持費とは、燃費だけではなく保険や車検費用も含まれます。

自賠責や重量税は「輸入車だから」という理由で高くなりませんが、部品の調達などで輸入車はどうしても工賃が高くなります。

部品代と輸送費で工賃が上がる

厳密に言えば、工賃の中でも部品代が大きなウエイトを占めています。

輸入車でも日本にディーラーを構えている所が増えていますが、車検の際、用意がなければ本国からパーツを輸入しなければなりません。

部品代そのものよりも、輸送費がかかります。

ディーラーに用意されているものでも、高級車ともなればどうしても部品代が高くなってしまいますが、仮に「ディーラーに在庫が無く、国内の他のディーラーにもない」場合は、本国から取り寄せる事になるので、輸送費と輸送時間がかかります。

車検回数に比例して高くなる

輸入車を新車で購入した場合の初回車検であれば、まだまだ交換しなければならない部品もそこまで多くはないので、車検代はそこまで高くなりません。

しかし、車検回数を重ねる毎に、部品交換しなければならない部分も増えていきますし、現行の車種で無くなれば、ディーラーとしても部品の在庫を常には用意しません。

つまり、「部品交換＝本国からの輸入」になりますので、どうしても車検の費用が高くなってしまうのです。

安易に中古車に手を出すと…

高級輸入車はリセールバリューが低いです。

そのため、中古車価格を見ると「案外安い」と思う事でしょう。高級輸入車を希望する人は、新車での購入需要が高いのでリセールバリューはどうしても低くなります。

また、中古車市場は国産車よりも値落ちが激しいため、新車価格を知っている人が見れば「こんなに安いのか」と思うのです。お買い得だからと購入するのは難しくはないかもしれません。

ただ、保険と車検費用が高くつきます。そして、購入年数と走行距離が大きな古いタイプの輸入車を、新車と比べるとリーズナブルだからと思って購入した場合、車検の費用を見て言葉を失う可能性が高いです。

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