中古車査定・買取りで高く売る方法トップへ >フォルクスワーゲン不祥事の中古車相場への影響
不祥事にあった愛車の対処方法
買取査定額の大暴落を引き起こすかもしれない不祥事にあった愛車の運命は!?
人気のVWに何があったのか?
フォルクスワーゲンは世界販売台数でトヨタと世界トップの座を争う、世界有数の自動車メーカーです。グループ内には、ポルシェやアウディ、ベントレーやランボルギーニなども擁しています。
日本市場においても、VWブランドは15年連続で販売台数ナンバーワンを堅持しており、2014年(暦年)における乗用車の新車登録台数は6万7438台を記録しています。
但し、2015年上半期の販売台数は16年ぶりにメルセデス・ベンツに抜かれるという「異変」が起きており、今回明るみになった米国での排ガス検査をめぐる不祥事とあわせ、自動車業界関係者などからは、「VWに何があったのか」といった疑問の声が出ています。
未使用車が半額になった事例も
ブランドイメージが失墜し、買い手が大幅に減少することにつながれば、中古車相場にも影響する恐れがあります。
新車の売れ行きが鈍くなると、メーカーは販売会社への卸値を下げて売りさばこうとしたり、販売会社も未使用車を大量につくって中古車市場に流したりする場合があります。
2000年に発覚した三菱自動車によるリコール隠し事件の際には、パジェロやチャレンジャーによるラリー参戦で築き上げたスポーティな企業イメージや、90年代のRVブームによって好調を続けていた販売成績にも大きな影を落としました。
実際、2001年に新型車として登場したeKワゴンは、優れたパッケージングをもつ戦略的車種であったにもかかわらず、リコール事件報道の真っただ中においては、中古車オークション(卸売市場)に出品された新車同然の未使用車の流札が続出し、落札されてもせいぜい半額以下という悲惨な状況すらも見受けられたほどです。
リコールでは下がらない
企業の不正問題などによる車種の人気の低下はありますが、リコールは部品を交換すれば問題ないので査定金額に響くことはありません。
むしろ放置した方が後々他の箇所に影響が出る場合がありますし、愛車を整備していないと思われてしまいます。
リコール対象車の場合ディーラーから通知がきますので放置せずにディーラーへ持っていきましょう。
狼狽売りは禁物
とはいえ、ディーゼル車が新車販売の5割を占める欧州市場と比べ、今回の不祥事による日本国内への実害は限定的ではないかとの見方もあります。
いずれにしても、フォルクスワーゲンは、みずから引き起こした不祥事によって中古車相場の下落を引き起こさないように最大限の努力を払うとともに、既納ユーザーの買い替えや売却の際に不利が生じないよう、責任ある行動を取ることが求められます。
他方、フォルクスワーゲン車の売却を検討しているユーザーにおいては、事態を冷静に見守ることをおすすめします。
特に、株式相場で時折見られるような安値での狼狽(ろうばい)売りだけは絶対にしないようにするとともに、売却の際には、VWディーラーを含む多数の業者に査定を依頼するようにしましょう。オークションの価格を参考としている業者は時期によって上下しやすいので定期的な査定をしましょう。
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